映画「友へ チング2」の記者懇談会に出席した俳優のキム・ウビン、チュ・ジンモ、クァク・キョンテク監督、俳優ユ・オソン(左から)|蔚山(ウルサン)=ペ・ジョンハン記者

 

[スポーツソウルドットコム|キム・ガヨン記者] クァク・キョンテク監督(47)が、あの名作「友へ チング」を12年ぶりで復活させる。


今年5月からクランクインして、7割の撮影分量まで進んでいる「友へ チング2」は、前作「友へ チング」の後を継ぐ内容で描かれる作品。クァク監督は、昨年開催した「第17回釜山国際映画祭」に出席するため、釜山(プサン)に移動するところ、物語に着案。その勢いで映画祭の現場で初稿の折半以上を完成し、現在は韓国・蔚山(ウルサン)でロケが行われている。
物語は、ハン・ドンス(チャン・ドンゴン)を殺害した容疑で、17年間を服役したイ・ジュンソク(ユ・オソン)が刑務所から出所することになり、ドンスの息子であるソンフン(キム・ウビン)と出会うことによって再び遭遇する危機と、ジュンソクの父親であり、1960年代釜山で伝説的なギャングスターだったイ・チョルジュ(チュ・ジンモ)に対する回想などが描かれる。
「友へ チング」が釜山だけを舞台にしたなら、「友へ チング2」は釜山と蔚山、そして日本まで舞台を広めており、さらに進化した強烈なアクションも一つの見所となっている。また前作のキーワードが男たちの友情と葛藤、裏切りだったなら、「友へ チング2」は、イ・チョルジュ、イ・ジュンソク、ソンフンという3世代が生きる物語に注目される。

 

11日、蔚山・蔚州郡(ウルチュ・グン)にある蔚山ハヌル公演では、映画「友へ チング2」のロケ現場が公開された。|蔚山=ペ・ジョンハン記者

 

主役陣に対する期待も高まっている。
前作でイ・ジュンソクを演じたユ・オソンは、釜山弁を完ぺきに駆使しながらも見事な演技力が認められている。そして「友へ チング2」では、物語の中心をリードする核心人物として前作より強い男の面貌をみせるつもりだ。
ジュンソクの父親役を演じるチュ・ジンモは、クァク監督と映画「愛 サラン」で息を合わせており、今回の作品では、より強度の高いアクションシーンに臨む一方、1960年代を風靡した伝説的なギャングスターとして、これまでみせなかった真のカリスマ演技に挑む。
そして期待の新鋭キム・ウビンは、SBSドラマ「紳士の品格」、KBS2ドラマ「学校2013」で反抗児を演じており、抜群なルックスと演技力を生かして、ハン・ドンスの隠し子であるソンフン役を務めることになった。ソンフンはジュンソクの組員となって、葛藤の中心人物として奮闘するつもりだ。


前作「友へ チング」は、韓国での観客動員数818万1377人を記録、後の1000万映画に破られるまで歴代一位となった作品である。
この映画は、韓国映画史上、新たな歴史を書いた作品とも言われ、チャン・ドンゴンとユ・オソンをトップ俳優仲間入りにさせながら、映画が公開された2001年は、社会的なブームを巻き起こしている。
また日本では、DVD版で制作され、日本語吹き替えのなかに「関西弁吹き替え」があるということで話題を呼んだ。
また、2009年6月27日から8月30日までに、本作を元となったテレビドラマ「チング 〜愛と友情の絆〜」がMBCで放送され、日本では2010年1月17日から5月30日までBSフジで放送された。


映画「友へ チング2」は、今年下半期に公開される予定だ。

 

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