写真提供：趙善玉料理研究院

韓食とは？

三面が海と接しており、多くの山と野原で恵まれた半島国家である大韓民国は、こうした豊かな自然と環境の影響を受けながら、年月の移り変わりにより自然と形成され、現在に至るまでさまざまな韓食として伝わっています。

韓国の伝統料理は、これまでの韓国の歴史と文化、先祖たちの生活から現在の庶民にまで、そのさまざまな生活像を反映した料理と言えます。
どの国でもその食べ物をみれば、その国が理解できると言われています。これと同じく、大韓民国は数千年の歴史とともに数えられないほどの多様な飲食文化が発展しており、今現在にも地道に発展しています。

韓食を覗いてみると、先祖たちの知恵が見られ、その中でも特に、医食同源（いしょくどうげん：日頃からバランスの取れたおいしい食事をとることで病気を予防し、治療しようとする考え方）という言葉をそのまま反映して、海、山、野原、川などで採取できる旬の材料を使って、時と場所に合わせた体に優しい料理を作って食べることで、春、夏、秋、冬に合う栄養を補い、醤類、キムチ類、ジョッガル(塩辛)類などの発酵食品は、今のようにさまざまな貯蔵方式の技術がなかった、昔先祖たちの知恵が見られる素晴らしい食品と言えます。
また韓食は、栄養学的な面にも遜色がなく、1食をとると、人の体が必要とする栄養素がまんべんなく摂取できる素晴らしい健康食として脚光を浴びています。これは現代人のストレス、各種成人病などにも卓越な効果があり、ここ日本のみならず、他の海外でヘルシーな食べ物として人気を集めています。

私たち「趙善玉料理研究院」では、韓国の伝統料理から現在の韓食まで、韓国を愛してくださる日本のみなさまに、多様な韓国料理を紹介しております。こうした韓食の優秀性を広く伝えることができて、筆者はとても光栄と思っております。

趙善玉（チョ・ソンオク）

韓国全羅北道金堤（キムジェ）市出身の料理研究家。自然の味を生かし、化学調味料を使わない料理をモットーとする。東京ドームで開催された『宮廷女官チャングムの誓い』フェスティバルで宮廷料理企画制作を担当。

2004～2007年　天皇家秋篠宮殿下の誕生会の料理を担当　2009年には餅ケーキを製作
2007年　駐日韓国大使館・韓国文化院主催「韓国文化の味と趣（ﾊﾝｽﾀｲﾙ）」で料理を担当
東京ドーム「宮廷女官チャングムの誓い」フェスティバルで宮廷料理企画制作を担当
2008年　韓国文化院主催 「韓国伝統歌、舞、楽」公演で韓国料理企画制作を担当
韓国大使館主催「韓国文化の夜」の料理を担当　　
来賓の島津貴子さま（今上天皇の妹さま）から料理を絶賛される
2009年　韓国観光公社　コリアプラザ仙台3周年記念スペシャルトークショーに出演
忠清北道人参農業共同組合主催「曽坪人参フェスティバル」で企画、調理を担当
2010年　韓国文化院主催「伝統の餅と現代の餅の出逢い展」を主管　
キッザニア東京での韓国ウィークにて韓菓、料理教室を担当
駐新潟大韓民国領事館「韓食の夕べin 富山」料理担当
第1回2010世界韓食広報祭り日本イベント運営担当
仙台イベント（韓国観光公社仙台支社）　　東京イベント（韓国文化院共催）
2010年　駐新潟韓国総領事館主催韓国国慶日祝賀イベント料理担当＠ホテルオークラ新潟
2010年　SEO meets CHO K-classics Christmas Dinner Showでの料理、テーブルコーディ　
ネート等担当　＠ホテルオークラ東京
2012年　京野菜で作るキムチの研究開発・商品化

主なテレビ出演：東京ＭＸテレビ『韓流ふぉんでゅ』、ＮＨＫ『ほっと＠アジア』、ＢＳ　ＴＢＳ『魔法のワンプレート』、ＮＨＫ『グレーテルのかまど』
主な著書 : 『万能エキスでオンマごはん』、『趙善玉の誰でも作れる韓国トック』、『いちばんやさしい韓国料理』

趙善玉料理研究院
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