李丙琪(イ・ビョンギ)新駐日韓国大使。 |
[スポーツソウルメディアジャパン|安・ビョンチョル記者] 28日、東京ニューオータニホテルで新駐日韓国大使、李丙琪(イ・ビョンギ)氏の歓迎式が開かれた。在日本大韓民国民団の主催で同日午後6時に開催された式では日本の社会で活躍している約200人の在日同胞が参席した。
李大使は冒頭の挨拶で「最近韓日の間では独島や歴史認識問題など色々なハードルが横たわっている。そのため韓日関係を懐疑的にみる意見が存在することも事実だ。しかし、世界のどこにも隣国同士間では大小の問題がよく起きる」と語った後、「この時こそお互いの信頼が重要だ。特に地理的、文化的に近い両国は政府間、そして国民間の信頼を築き上げるのが何よりも大切。頻発に交流を行って相手の立場を理解しながら信頼を深めていくのが安定かつ健全な韓日関係を構築するための近道になる。歴史を直視する中で、相互の信頼と尊重の精神に基づいて共通の利益分野を拡大していけば、韓日関係が今の困難を克服し、共生と協力の関係に発展することができると思う」と両国の関係改善で信頼の重要性を強調した。
また、李大使は、「韓国と日本がお互いを助け合い、両国の友好関係が北東アジアの平和と繁栄にも貢献できるよう駐日大使として最善を尽くしたい。在外国民の立場で現場中心のカスタマイズサービスを提供できるよう在外公館の新しい姿を実現していきたい」と意欲的に姿勢を示した。
◆李丙琪(66)=景福(キョンボク)高校・ソウル大学外交学科を出て外交官試験8回で公職生活を始めた。朴槿恵(パク・クネ)大統領の核心側近で一時国家情報院長候補として言及されたこともある。