20代初盤の‘童顔の美貌’を自慢している女優のキム・ヘイン|ノ・シフン記者

 

[スポーツソウルドットコム|オ・ヨンギョン記者] 女優年齢30歳。人生のターニングポイントを迎える時期ではないだろうか。

 

最近、SBS朝連続ドラマ『わが人生の慈雨』の最終回を迎えた女優のキム・ヘイン(29)は、インタビューの終始「私ってもう30ですよ」とよく口にしていた。
20代の初盤といっても過言ではない美貌の持ち主である彼女だが、彼女にとって30という数字は、その年齢を迎えた女優としての悩みを伝えようとした。


インタビューの前には、彼女のことをドラマでの澄し屋みたいな性格の人物だと思っていたが、実施に会った彼女は、「ご飯は済ませました?」とフレンドリーな一言で挨拶をしてきた。
ドラマでのそのイメージとは真逆なキャラクターの持ち主だった。

 

大のお酒の苦手な彼女が、ワインバーの女社長役を演じることになって、大変な思いをしたというキム・ヘイン

 

◆‘ワインバーの女社長’、“お酒は苦手です。”

ドラマ『わが人生の慈雨』で彼女は、6つの娘の母であり、バツ一の女でもあるワインバーの女社長‘チュ・ソニ’役を担当した。
普段お酒はどれくらい飲んでますか?と聞くと「お酒ですか?私全然飲めないです」と以外な応えがかってきた。それを聞いて、女優のただの猫かぶりだと思っていたが、彼女は本当にお酒一滴も飲めない人だった。


「酒量ですか…凄いですよ(笑)、私ぜんぜん飲めないです。一杯飲んだら気絶しちゃうかもしれないです。実際焼酎一杯で病院に運ばれたこともあります。お医者さんにお酒は絶対ダメと言われたんです。滋養強壯ドリンクでも酔っぱらったりする位です」


こんな彼女が、自由な魂を持つワインバーの女社長役を演じたなんて、まだ未経験の世界を演じることが彼女にとって負担にならなかっただろうか。


「ある日、スタッフさんが私に意地悪したくて本物のワインをくれたんです。それを知らないで撮影が始まってグラスに口にしたらアルコールの臭いがして、ひやひやしながら結局飲めなくてNGを出してしまいました。普段はワインの代わりにグレープジュースを飲んでいたんですが、それでもよくNGを出したんです」


彼女は今回の作品で可愛いらしい悪女を演じていた。朝ドラマのテーマでよく使われる裏切りや不倫などを起こすキャラクターではなかったので、私生活で買い物にいっても主婦のファンらから痛い目に遭わなくて済んだと言っている彼女だった。


「悪女だと思わないです。あのキャラクターは。これまでは清純なイメージの初恋の女役や明るいキャラクターが多かったですね。今回共演させてもらった監督さんに“その瞳が何かを物語っている様だ”と言われて、‘今度はそれにかけてみたい’と言いながら、あの役をくださったのです。しかし苦労はしましたね」


苦労しただけにやりがいもあった。
もともと楽観的な性格で、お喋り好きな女である彼女は、今回の作品のおかげで、性格も明るくなって愛嬌上手にもなったという。


「私は女性らしいというイメージとは程遠い人です。いつもジャージ姿に野球帽子、スニーカーです。
背が高い方なので、ヒールも履かないですね。今回のドラマではワインバーの社長役なため、仕方なくヒールを履いたのですが、おかげでいつも脚がぶらぶらしてましたよ(笑)。監督さんにも怒られたりして」


どうみても30には見えない彼女にその秘訣を聞いてみた。
「こんなこと言うとネット上に凄い悪性のコメントが殺到されると思いますが…」と気にしながらその秘訣を明かした。


「一山(イルサン)に住んでいるので、ソウル中心街にある皮膚科までいくのは大変です。だから専門的なケアなどは殆どしてもらってないですね。クレンジングは基本出し…。あっ!秘訣と言う程ではないですが、私の場合、スキン、ローション、エッセンスなどを其々違うメイク用のブラシで塗ってます。当然ブラシは清潔に手入れをしてますし。またサンプルなどでもらった化粧品は捨てないで必ず顔や体全体に塗っています。それが秘訣といえば秘訣ですかね」

 

スキン、ローション、エッセンスをブラシで塗っていると、自己流の皮膚ケア方法を紹介してくれたキム・ヘイン

 

◆留学の時代、“テニスが私の唯一な友達でした。”

中学校時代をアメリカで過ごした彼女は、テニス選手というかわった履歴を持っている。
自分の意思ではなく、実の姉に連れていかれた留学の生活は、彼女に猛烈なホームシックを経験させた。
そんな彼女にテニスは、唯一な友達のような存在だった。


「中学校1年の時にアメリカへ行きました。まだ幼いのに、アメリカでは高校に該当する9学年生になりました。同級生と歳も離れてますしなかなか慣れなくて、しかもちょうどその時に思春期が始まっていて、ストレスを発散するのにテニスしかなかったのです。自慢ではないですが、当時学校の代表として州大会に出戦してMVPになりました。その時気づきましたね。自分にも欲があるってことを」


当時幼すぎた彼女は、外国の異文化を受け入れる準備ができておらず、姉とも離れて生活していたため、うつ病やホームシックまで経験したという。

しかし当時の試練があったからこそ、女優になってからある程度のスランプはすぐ乗り越えると言っている彼女だった。


「ミスコリアになってから、芸能界に入門したんです。運がよかったのか最初から主演か助演になれたですね。その後も広告やドラマ、映画など、休まず走ってきて、やっと休めるようになった時、スランプがきました。でも姉が営む英会話教室で教師をしながら、それを乗り越えましたね。アメリカでの留学経験が私には大きな力にもなりましたね」

 

留学時代、テニスが唯一の友達だったというキム・ヘイン

 

◆“公開恋愛ですか?いつも離婚した女か初恋の女ばかりで…”

今年30を迎えた彼女にとって、今もっとも気になることは恋愛と結婚だ。
まだ彼氏がいないという彼女に、交際の相手が現れたら、公開する気はあるかと聞いてみた。


「公開恋愛ですか。もし彼氏ができたら、記者さんに一番先に教えますよ。はは。事務所も私の年齢があるので、恋愛禁止とかスキャンダルとか気にしない方ですね。むしろ早く恋愛してほしいと言ってます。
これまで何回がチャンスはあったのですが、もうこういう歳になっているので、慎重に考えなければならないです。でもそういうチャンスも最近はこないですね。知人に紹介してもらったりするのもあれだし、最近は合コンとかお見合いとかの話しもないですね(笑)」


最後に、これまで出演した作品の中で、最も魅力を感じた俳優が誰かを聞いた。しばらく考えてことを始めた彼女は、結局何も答えなかった。
「この質問はなかったことにしますね。はは。」と伝えたら、「理想のタイプはソ・シソプ(俳優)さんです。一度共演してみたい方ですね」と告白した。


イ・スンジェ(韓国の超大物俳優)先生みたいに70歳になっても演技がしたいというキム・ヘイン。
現在彼女のカカオトークのプロフィールには「キャンディーのように」というコメントが書いてあった。
淋しくても悲しくなっても決して泣かないという意味でそう書いたという彼女の顔は、その笑顔よりずっと輝く光が照らしていた。

 

恋愛を始めたら、必ず公開するというキム・ヘイン

 

 

女優‘キム・ヘイン’のカカオトークのプロフィール写真
  

 

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