異色の化粧品が韓国の消費者に人気を集めている。

[スポーツソウルドットコム｜オ・セヒ記者] 夏を迎え、女性のメイクが派手になっている中、異色の化粧品が韓国で人気を集めている。塗らずに貼り付ける、ステッカー型の口紅をはじめ、ローションからオイルに変化する化粧品まで、ユニークな製品が消費者を引きつけている。

猛暑が続くと女性の化粧は変わる。天気が暑くなって、スカートの長さが短くなると、さらに女性はメイクに気を使う。そのため、より派手になり、ポイントメイクが流行りになる。このような季節を迎え、最新の販売量が増加している製品が「リップタトゥー(正式名称:VIOLENT LIPS)」だ。リップタトゥーは、塗るリップスティックの代わりにステッカーの型で唇に貼り付ける製品。

リップタトゥーは、歌手レディー・ガガ、２NE1などがステージのファッションとして用いた以降、関心が高まっている。直接取り外さないと8時間以上持続し、米国食品医薬品局認証（FDA）も受けた。ヒョウ柄をはじめ、水玉模様、ネオンカラーまでさまざまな演出が可能なリップタトゥーは、10代から30代前半までの若い女性層から人気を集めている。リップタトゥーを販売するDEARLIPSの関係者は、「急激には成長していないが、昨年と比べると売上高が50％以上増加した。異色のアイテムとして海外で旋風的な人気を呼んだ製品であるだけに、韓国国内の売上高も着実に増えていくと思う。最近には、夏を迎え、動物パターンなど、果敢な露出にふさわしい製品がたくさん売れている」と説明した。

蝋燭のロウにマッサージオイルの役目を注入した製品についても、関心が寄せられている。ヨーロッパの化粧品ブランド、ONTREEはお香の気分転換効果とマッサージを一緒に楽しめる製品を発売した。その製品は、アルガンオイルとシェアバターなどで作ったお香で、溶けたロウがボディマッサージ用のオイルに変身するのが特徴だ。

ローションからジェル型に変わるマッサージオイルも異色のアイテムとして注目を浴びている。幼児用製品専門メーカ、‘０TO7’の漢方スキンケアブランド‘宮中秘策’が発売した、ローションとオイルを結合した「カミングクリーミーオイル」は、クリームをこすると水分のジェルの中に包まれていたオイルが出てきてマッサージを可能にする製品である。幼児のスキンケア用のこの製品は、主婦たちの間で評判がいい。

チョコレートで作られた化粧品もある。THEOBLOMAがガーナ産カカオを直接輸入して作ったカカオ化粧品は、カカオの色と香りがそのまま感じられる。バレンタイン前後、大きく人気が高まったチョコレート化粧品は、柔らかな肌触りとチョコレートの香りで気分転換の効果をもたらす。毎年30％以上の売上増加率を見せているチョコレートの化粧品は着実に消費者の支持を獲得している。