俳優のイ・ドンウクの主演作として話題を呼んでいるドラマ「天命」。|KBS2TV「天命:朝鮮版 逃亡者の物語」放送キャプチャーより

 

[スポーツソウルドットコム|カン・テラン インターン記者] “水木ドラマの視聴率戦争”の後発走者である「天命」が、視聴率1位に向かって走る勢いがすごい。


2日よる放送されたKBS2TVドラマ「天命:朝鮮版 逃亡者の物語」(以下、天命と表記)は、父親の愛、子役女優の演技力とともに、早い劇展開が1本の映画を観ているような映像美で、ストーリーの緊張感を高めながら視聴者らの視線を集めた。
この日のストーリーでは、病気の娘を助けるために、牢破りに挑む父親の愛をみせてくれた主演のイ・ドンウクの演技が劇の集中度に貢献した。
殺人のぬれぎぬで牢屋にとじ込まれた内医院のチェ・ウォン(イ・ドンウク)は、娘のチェ・ラン(キム・ユビン)の病気を治すために、危険を背負いながらもゴチル(イ・ウォンジョン)、ソベク(ユン・ジニ)、イム・コクジョン(ユン・ヒョンサン)の助けで牢破りに成功する。

 

イ・ドンウクが見事な父性愛を表現する演技を披露した。

 

チェ・ウォンは、すぐさま家に向った。逃亡者の身分であるものの、まだ幼い娘を助けるためだった。彼は自分を追っかけてくる義禁府のイ・ジョンファン(ソン・ジョンホ)一行の追撃をさけるため、屋根から落ちてしまい、怪我をしたにも関わらず娘を助けるため全力で走った。
特に捕まえそうで逃げ切る父女を追撃する場面で流れた映像美は、視聴者の緊張感まで走らせるに十分なものだった。

 

子役女優のキム・ユビンが、優れた演技力をみせた。

 

また、優れた演技力で“演技神童”とも呼ばれる子役女優のキム・ユビンの芝居もお見事だった。
追撃をさけ洞窟に身を隠したチェ・ウォンは、チェ・ランが目を覚めると、「これからお父さんの話しをよく聞くんだ。今私たちは別れなければならない。お父さんは必ず戻ってくるから、おばさんのいうことはちゃんと聞いて」と言いながらしばらく離れてなければならない状況を説明した。この時チェ・ウォンはイ・ジョンファンが撃った矢を娘の代わりに撃たれる父性愛をみせた。
これに驚きながら父親のことを心配するキム・ユビンのまなざし演技は圧巻だった。チェ・ウォンが娘を安心させるために、「大丈夫だ。ただ大きな針に打たれたようなもんだ」という父性愛は、視聴者の胸を打つものだった。
チェ・ランは矢に撃たれた父親をみながら、「私がお父さんを行かせなければ、お父さんは死んじゃうの?」と慎ましく尋ねた。そんな娘にチェ・ウォンが頷くと、玉のような涙を流しながら掴んでいた彼の裾から手を外す感情演技も見事にこなした。


二人のすばらしい演技と優れた映像美、緊迫感のある劇展開で視聴者たちの期待感をいっそう高めたKBS2TVドラマ「天命」は、現在水木ドラマの王座に君臨するMBCドラマ「男が愛する時」を猛追撃している。

 

 

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