JYJの東京ドーム公演の様子。|C-JeSエンターテインメント

 

[スポーツソウルドットコム|東京=カン・スンフン記者] 15万の夜光棒の波が揺れる中、東京ドームも熱い熱気で揺れはじめた。


4日夜、東京ドームでは、「2013 JYJ Concert in Tokyo Dome The Return of the JYJ」が開催された。
先日2日からはじまったこの公演は、15万全席の完売という驚異的な記録を果たし、領土問題などによる韓流の勢いが沈まる中、今回の公演は直・間接的に彼らのパワーを確実に証明する契機となった。


普段は野球競技が行われるここ。この日だけはトラス舞台とLEDが華麗にステージを飾った。ステージの中央には“24552”という数字が書いている。これは2010年6月12日と13日の二日間の東京ドーム公演から、JYJが再びこのステージに帰ってきたことを意味する。
JYJは、日本国内のマネージメントを務めるエイベックスとの葛藤により、紛争の当事者となって3年間も日本活動ができなかった。
そして今年の1月、東京地方裁判所はエイベックスに対して、JYJの日本国内での独占マネージメント権を主張するなどの行為をしないように判決を下した。この判決によりJYJの日本活動には青信号がつき、その延長線には東京ドームでの公演が待っていた。

 

JYJの東京ドーム公演の様子。|C-JeSエンターテインメント

 

JYJの東京ドーム公演の様子。|C-JeSエンターテインメント

 

そして、彼らをことを心から待つファンも、JYJの日本活動が始まる日を切にまっていた。そのためこのステージの中央に書いてある“24552”は、JYJとファンにとって大きな意味を持っていた。“24552”という数字の灯りが消えてくると、15万の夜光棒はさらに激しく揺れていた。
その後、流れてくる映像には、JYJの心が聴こえてくる。
「今ここで流れる1分、1分ではない1秒、その1秒が僕たちはとても幸せです。そして同時に、こんなに幸せな1秒、1秒が過去になってくることがすごく惜しいです」というメッセージとともに始まった「2013 JYJ Concert in Tokyo Dome The Return of the JYJ」は、ついにその幕を上げた。

 

イントローパフォーマンスと『Mission』が流れると、ステージはレーザーと灯りで眩しくなり、JYJのジュンス、ジェジュン、ユチョンが、円型の気球に乗ってステージへ降りてきた。
ステージには16人のメインダンサーとサブダンサーなど、56人のパフォーマが待機しており、彼らが降りてくると、ファンのものすごい喊声とともに公演が始まった。
『Ayyy Girl』と『Be the One』など、お馴染みの歌が流れると、5万ファンは赤い夜光棒とともにJYJを応援した。

 

ジュンスのソロステージ。|C-JeSエンターテインメント

 

ジェジュンのソロステージ。|C-JeSエンターテインメント
 

ユチョンのソロステージ。|C-JeSエンターテインメント

 

JYJは、「逢いたかったです!本当に逢いたかったです!」ということばで、感激を表現した。
「この公演で最善をつくします。これまですごくお会いしたかったし、全力をつくして公演をかざります!」と明るい声で何度も全力をつくすと思いを伝えた。


JYJはチームステージのほかにも、ソロステージを華麗にそして充実に用意してきた。
ジュンスの『Breath』は、杖を利用した振り付けが際立ち、『Lullaby』は、ドーム内を移動しながら歌とパフォーマンスを繰り広げるステージだった。
『Mine』と『Only Love』で群舞を披露したジェジュンは、荒い息をはきながら、「みなさんも楽しんでいますか?1階、2階、3階のみんな!楽しんでますか?最後まで楽しんでくださいね!」とコメントしたあと、ユチョンを紹介した。
ユチョンはソロステージで、安全地帯が歌った『Friend』とキム・ドンニュルが歌った『古い歌』を選んだ。『Friend』のステージではグランドピアノの音に合わせて甘い声を聞かせ、『古い歌』では低めの声で感情をのせた。

 

JYJの東京ドーム公演の様子。|C-JeSエンターテインメント

 

この2曲を選んだ理由について、ユチョンは、「ファンのみなさんを、家族、友だちだと思っているので、“古い友だち”を選びました」と説明した。
ジェジュンのステージはダイナミックなものだった。彼はステージの前ではなく後ろの端っこにセットしたリフトに乗って、5Mの高さの位置から『One Kiss』を歌った。絶叫するように声を出すジェジュンのステージに、5万ファンは息をのんだ。そしてその次に歌う『Glamorous Sky』(中島美嘉)でも、彼は八色鳥の魅力を発散しながら広いステージを走っていた。
ジュンスは、『Uncommitted』を歌ったあとに、絢香の曲『みんなの空の下』を熱唱した。
また、この日のステージでは、これまでソロ曲を出さなかったユチョンの新曲、『彼女と春を歩く』を公開した。彼の新曲ステージでは、5万ファンが熱い拍手を送りながら熱狂した。
JYJは、『In Heaven』、『少年の手紙』、『Get Out』など、お馴染みの曲も歌った。またユチョンの主演ドラマ「成均館スキャンダル」のOST『見つけた』を披露するときは、カーパレードをしながらファンにサイン入りのボールを投げた。

 

JYJの東京ドーム公演の様子。|C-JeSエンターテインメント

 

そして、この公演のクライマックスは、徳川英明の『レイニーブルー』を歌った。この曲は、JYJが東方神起時代に5人で一緒に歌った思い出の一曲でもある。
ジェジュンは、「次の曲は4年前に歌った曲です。懐かしい思い出がある曲、みなさんにまたお聞かせしたいです」と語りながら、3人は『レイニーブルー』を熱唱した。
『レイニーブルー』ステージが終わり、下がらない公演場の熱気にJYJは、それぞれの想いを伝えた。
「ファンのみなさんに逢いたかったです。日本全国をまわりながら、公演で会いに行きます。今この瞬間がすごく幸せですし、これからの僕たちは絶対に、絶対に別れは告げません。約束します!」と涙の言葉を伝えた。

 

JYJの東京ドーム公演の様子。|C-JeSエンターテインメント

 

彼らの想いにファンも涙を流した。そしてJYJのファンは彼らにまた逢える日を希望した。
雰囲気がかわり、アンコール曲の『Be My Girl』、『Empty』を披露しながら公演の幕を閉じた。


3人のミュージシャン、10人の音楽セッションたち、56人のパフォーマ、そして15万ファンがJYJの公演を成功に導いた。
涙と感動のステージは、たったの3時間で終わったが、ファンはその場離れず、『In Heaven』歌い続けた。

 

 

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