撮影:小川典子 |
[スポーツソウルジャパン|小川典子記者] ソロアーティスト、ソ・イングクがこのたび、4月24日に日本クラウンよりシングル「Fly Away」でデビューすることが決定した。それを記念した来日コンベンションが、21日に、新大久保「K-STAGE O!」にて行われた。
ソ・イングクは、2009年に国民的オーディション番組「スーパースターK」で、72万人という挑戦者の中から優勝に輝き、同年「Loving U」で念願の歌手デビューを飾った。昨年は、ドラマ「ラブレイン」で俳優として活動をはじめ、チャン・グンソクと少女時代のユナらと共演。演技への挑戦は初めてでありながら、その高い演技力で自らの存在感を示すことになった。そして、初主演を務めた「応答せよ1997」では、劇中のキスシーンが“美しすぎる!”と女性たちのハートを鷲づかみに。“キス顔ナンバーワン”の称号を得た。そんな人気ぶりは、広告業界も放っておくわけがなく、SAMSUNGやアパレルブランドのイメージモデルにも起用され、各方面から引っ張りだこな、いわゆる“今が旬”のアーティストである。
撮影:小川典子 |
コンベンションは、イングクのプロフィール映像から始まり、話題となったキスシーンがたっぷりと映し出された。司会者から、呼びこまれた彼は、さっそうと登場し、「はじめまして、ソ・イングクです。どうぞよろしくお願いします!」と流暢な日本語でまずはあいさつ。「日本語上手ですね!」という司会者が述べると、「まだまだです!」とはっきりとした発音でふたたび日本語を披露。その謙遜ぶりにも親しみやすさがいっぱい。
撮影:小川典子 |
まずは、今回の日本デビューの件からトークを展開。このデビューが決まったときは、「わくわくした気持ちと同時に、プレッシャーを感じました」としながら、「今も、その時のような緊張感でいっぱいです!」と明かした。さきほどからそんな素振りは微塵も感じさせないが、「今、自分なりに“演技”をしています」と述べ、会場から笑いを誘った。
日本には仕事で4、5回ほど訪れているらしい。「すべて仕事なので残念ですが、それは僕にとって、意味のあることだと思います」と爽やかな笑顔を見せた。日本の、特に食文化に興味があるそうで、「ラーメン、どんぶり、寿司、うどん…重要なことは、お酒です!」と、プライベートを垣間見せつつも、いたずらっぽい表情を浮かべた。
撮影:小川典子 |
さきほどから流暢な日本語を披露しているが、「桜」というフレーズの響きに、かわいらしさを感じるそうで、「さくら~」とキュートに発音をしてみたり、「男らしさを感じる」ということで、「昔」という音の響きも気になるとも明かしていた。
今回の日本デビューについて、韓国のファンは「すごく応援してくれるけど、ちょっと嫉妬しているみたい」と明かしながら、「家族のみなさんの反応は?」と司会者が訊ねると、「僕が無頓着なあまり、実はまだ話していないんです」と驚きの答えが。「もしかしたら、僕が今、ここにいることを知らないかもしれません(笑)」と述べ、参加者の目を丸くさせていた。これにはワケがあるそうで、「職業柄、いいことも悪いことも、マスコミを通じて流れていますので、心配をかけないように、仕事の話をしないようにしているんです」と、親想いの一面も見せた。
撮影:小川典子 |
さて、ここからは俳優ソ・イングクに就いて。俳優として活動をはじめたキッカケについては、“突然訪れたチャンス”だという。「最初は戸惑いもありましたが、いい機会に恵まれて、みなさんの応援があってこそ、今の自分がいます」と感謝の気持ちを述べた。
初出演となった「ラブレイン」での演技。緊張のあまり、何をしたらいいのか分からなかったが、共演のチャン・グンソクのアドバイスのおかげで、次第に緊張がほぐれて、余裕ができてきたそうで、そこから、演技にもハマり、上達していったそうだ。
撮影:小川典子 |
「応答せよ1997」での演技により“キス顔ナンバーワン”と人気を得たことについては、ずばり「僕はただ、一生懸命、キスをしていただけです!」と会場から笑いを誘いつつ、「僕にとっては最高の褒め言葉ですね」と心境を述べた。また、そのような自らの“タイトル”を意識して、唇の管理を念入りにするようになったらしく、パックなどのお手入れも欠かせないと明かした。“キスが上手な男”と言われることについては、「プレッシャーもあります。次の作品も上手に演じなくてはいけないじゃないですか。だから、ずっーと、一生懸命キスをしています(笑)!」と念を押した。
小さい頃、テレビで歌手が歌う姿を見てあこがれ、よく歌手たちの姿をマネするようになったそうだ。キム・ジョンミンが「悲しい誓い」を歌っている姿を見て、かっこいいなと思ったらしい。
デビュー曲「Fly Away」を、イングクは“別れを経験した男性の悲しみが、メロディや歌詞に込められた感性を刺激される曲”と紹介。歌詞やメロディラインにもそんな想いが込められており、うまく感情表現をすることができたらしい。
撮影:小川典子 |
今後は、多くのファンと一緒に歌を歌うことができる歌手になりたいそうで、「オンライン上だけで会える歌手でなく、現場でファンのみなさんとともに、息吹を感じることができる、そんな歌手になりたいです」と、その心を明かしてくれた。
撮影:小川典子 |
そして、ここで、デビューシングル 「Fly Away」と、昨年韓国で発売した「Tease Me」を披露するライブパフォーマンスが繰り広げられ、タイプの異なる2つの楽曲を、緩急操るその持ち前のボーカルセンスで参加者を魅了していた。
囲み取材の後、ふたたびステージに戻ったイングク。「いよいよ、日本デビューすることになり、とても光栄です!正直、とても緊張しています。わくわくドキドキな気持ちで、胸がいっぱいです!これからもよろしくお願いします!」と、気分を新たにした。最後には、この「Fly Away」のミュージックビデオが解禁となり、本邦初公開となった。
撮影:小川典子 |
撮影:小川典子 |
イングクは、「応答せよ1997」での共演者とのデュエット曲「All For You」が、音楽配信サイトでは1週間で40万9,284ダウンロードという数字を叩き出し、累計1億回を突破していることから、“1億の感動を呼んだ男”とも称されている。
一方、日本では、この「Fly Away」の発売を記念したインストアイベントやプロモーションなど、精力的な活動をこれから始動させることになった。日本でもその歌声で、多くの感動を伝えてくれることであろう!
【Information】
ソ・イングク Official Website
http://www.seoinguk.jp/
日本クラウン ソ・イングクページ
http://www.crownrecord.co.jp/artist/seoinguk/