先月18日、性暴行容疑で告訴された俳優のパク・シフ。|スポーツソウルドットコムDB

 

[スポーツソウルドットコム|イ・ダウォン記者] “女子の過去は有罪なのか?”
性暴行容疑で告訴された俳優のパク・シフ(34)に対する世間の関心が高まる中、告訴人A氏の個人情報漏れと批難が社会的な問題となっている。


事件が長期化し、告訴人と被告訴人との“真実ゲーム”が対立する中、ネット上では告訴人A氏の個人情報が漏れてしまう事態まで発生し、彼女の過去が事件の本質にまで影響を与えることになってしまった。
A氏の法律代理人であるキム・スジョン弁護士は、5日<スポーツソウルドットコム>とのインタビューで、「A氏の過去が原因で、被害者が加害者化される世間からの偏見はとても残念なことだ。たとえ被害者の前歴がそうであったとしても、保護する価値さえないかのように罵倒されることはすごく遺憾だ。この事件外の話だが、以前私が担当していた強姦事件が、合意もしていないのに執行猶予で判決が出た事例がある。その理由の一つが当時被害者は水商売の従業員だったからだ。そのため有罪になるはずだった判決が執行猶予という結果になってしまったのだ」と述べた。
続いて、「性暴行事件の核心は“性関係が互いの同意上行われたのか、そうでなかったか”という問題なのに、それより“被害者が性暴力被害者として保護する価値があるか、ないか”にフォーカスが集中しているのが現実だ。“コ・ヨンウク事件”の時も同じく他の被害者まで登場してきたのに、令状が棄却されるとその被害者はみんな“金目当ての女”に罵倒された」と世間からの偏見を指摘した。
A氏は、過去水商売の店で働いていた経歴について後悔しており、一般の会社に務めているA氏の父親も今回の事件により娘の過去が分かったので、その衝撃でかなり苦しんでいる。
キム弁護士は「A氏は自分の過去が公開されることまで感受しながら、今回の訴訟に対して強い意志みせてくれた。嘘発見器でも使って潔白を明かしたい気持ちでいる」と伝えた。
6日現在、各種オンライン・コミュニティでは、A氏の写真、個人情報などが掲載され急速的に拡散。第2の被害まで焚きつけている。


A氏は先月14日、パク・シフとお酒を飲んだ後、気を失ってしまい、パク・シフの自宅で目をさめ自分が性暴行(強姦)されたことに気づいた。その後18日、彼女はパク・シフを性暴行容疑で告訴し、飲み会に同席したパク・シフの後輩俳優のK氏も強姦未遂容疑で告訴した。
しかしパク・シフは、「一緒にお酒を飲んだところで互いに好感を持つようになって、男女として関係を持っただけだ。決して強制性はなかった」と供述。容疑を全面否定した。
その後パク・シフは、事件を担当しているソウル西部警察署に、告訴人A氏、彼女の先輩B氏、自分の元所属事務所の代表のファン氏を誣告、恐喝未遂、名誉毀損などの容疑で訴えた。

 

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