既婚男の役を多く演じてきた俳優のオ・ジホが、子役女優の‘キム・ユジョン’ちゃんに「申し訳ない」という言葉を伝えた。|ペ・ジョンハン記者

 

[スポーツソウルドットコム|キム・ガヨン記者]

俳優のオ・ジホ(36)は、既婚男性役と縁がある男だ。彼はまだ未婚で、世間を騒がすような華麗なるスキャンダルもなかった。それに彼の彫刻のような顔は、相手にとって十分負担を感じる位だ。それもそのはず、彼は‘韓国のダビデ像’というニックネームまでつけられていて、目鼻立ちはもちろん体つきまで、外見から財力、性格まで、誰もがうらやむ‘いけいけの役員’のような男でもある。

そんな面で、彼のフィルモグラフィー(filmography)は少し独特だ。

2006年、KBS2ドラマ『人生よ、ありがとう』、2008年のKBS2ドラマ『シングルパパは熱愛中』、2009年にはMBCドラマ『僕の妻はスーパーウーマン』まで、色々なパパ役を演じてきた。2006年、MBCドラマ『ファンタスティック・カップル』 では、甥っ子3人を世話する伯父さん役を演じたことまで含めると、子役俳優たちとの縁は格別なものである。

先週、ソウル・三淸洞(サムチョンドン)にある某カフェで会ったオ・ジホに、そのことについて尋ねてみた。

まだ未婚である彼に、既婚男性の演技について負担はないのかと聞いたら、彼はその特有のにっこりとする目で笑いながら「こんなに何回も‘パパ’役をするとは思いませんでした。ははは。それほど負担を感じたことはなかったですが、よく思ったら、本当に色んな‘パパ’を演じてきましたね」と語りはじめた。

「既婚男性の役に対する警戒はないです。ただ、未婚男性にいきなり7つの娘ができたりするから、ちょっとおかしいですよね。ははは。でも『シングルパパは熱愛中』の時は結構よかったじゃないですか?素敵な役でしたからね」と照れくさく笑った。

まだ結婚には興味がないというオ・ジホは、仕事がもっと大切だと答えた。

 

幼い俳優たちとの撮影が楽しいという彼は、今年大ヒット作になったMBCドラマ『太陽を抱いた月』で‘国民の妹’というあだ名がつけられた人気子役女優の‘キム・ユジョン’ちゃんに一番申し訳ないと話した。彼は「僕が一番申し訳ないと思っている子がユジョンちゃんです。彼女は『人生よ、ありがとう』で僕の娘役を演じたのですが、その時僕は、初めてパパの役を演じたのです。当時30代の初盤という歳もあって、お互いなんだか気まずかったですね。だからユジョンちゃんに本当に悪いと思ってます」

続いて彼は、「その役をちゃんと理解してなかったですよね。それにユジョンちゃんは、当時も演技の上手い子だったので…ははは。だから今思っても一番申し訳ないと思っている子役女優はユジョンちゃんです。それ以降は、『ファンタスティック・カップル』で甥っ子たちの役を演じた子供たちや、『僕の妻はスーパーウーマン』で共演した‘ジョンウォン’ちゃんともよく息が合いましたね。子供たちと演技をするのは、負担もないです。ただ、ユジョンちゃんだけは申し訳ないですね。『太陽を抱いた月』でユジョンちゃんの演技をみたら、本当に素晴らしかったです。綺麗によく育ったんですね」と付けくわえた。

既婚男性の役を多く演じてきた彼は、もう結婚適齢期を過ぎていた。30代後半の彼に結婚について聞いたら、彼は笑いながら答えた。

「結婚に適齢期ってありますか?ははは。適齢期というよりは、してもいい時期だと思います。まあ、今はしてもいいし、しなくてもいいし、そんなところですかね」と自分が考えている結婚観について語ってくれた。

そして、「仕事が多いので、最近は結婚がしたいとか思わないですね。仕事と家族と恋があれば、恋が一番最後ですね。20代の時は恋が一番でしたが…撮影中にいきなり彼女に逢いたくなって、現場を飛び出したこともありましたね。はは。しかし今は、すべきことと、したいことが本当に多いです。だから結婚にはあまり興味ないですね。でも、もしいきなり恋が一番になってしまったら、その時は結婚するかもしれませんね」と答えた。 

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