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11月27日(月)よりディズニープラス スターで独占配信を開始したドラマ『愛していると言ってくれ』。本作は豊川悦司&常盤貴子のダブル主演を務め、平均視聴率は 21.3% 、最高視聴率は 28.1% の大ヒットを記録、DREAMS COME TRUE が歌う主題歌「LOVE LOVE LOVE 」も社会現象となった 1995 年に放送された名作ラブストーリー「愛していると言ってくれ」(脚本:北川悦吏子、制作:TBS テレビ)の韓国リメイク作品です。
主演を務めるチョン・ウソンとシン・ヒョンビンのインタビューが到着!
本作の魅力をはじめ、日本のオリジナル版への熱い思いや撮影時の苦労話、さらに日本で作品を楽しみにしているファンへのメッセージも!
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――原作である日本版の「愛していると言ってくれ」はご覧になりましたか?原作との違いや韓国版ならではの魅力を教えて下さい。
チョン・ウソン:もちろん観ました!シン・ヒョンビン:(笑い声)
チョン・ウソン:日本の原作を拝見して、すごく気に入って、ドラマ化したいと思って、13 年前に版権を自ら購入したんです。ただ、当時の状況としてドラマ化が中々厳しく、実現できませんでした。けれど、数年前にお声がかかり、版権も再度購入して、2023 年の今年、ついにドラマ化することになりました。13 年前にドラマ化が叶って私が出演していたなら、原作の主人公の男女と、もうすこし近い年代の設定になったと思うのですが、今回の韓国版『愛していると言ってくれ』は私たちが主役を演じることによって年代が上がったんですね。年代が上がったぶん、考え方とか、悩み、恋との向き合い方が原作とは若干変わったのではないかなと思います。
シン・ヒョンビン:私は、この作品に出演を決めてから原作を拝見しました。作られてからかなり経つドラマなので、原作とは随分変わった所も出てくるのではないかなと思いますが、原作のドラマが描こうとした本質<使う言語が違う2人が誰よりも深くコミュニケーションを取る物語>、そこが私に響くものがあったんです。日本の原作との違いは、チョン・ウソンさんがおっしゃったように、年代が上がることによって、ものすごく大人な、深い悩みというか、そういった部分が変わりましたね。勿論、現代の韓国が舞台になるので、基本的な設定にも多少の変更はあると思います。ただ、両方の作品をご覧いただいた時に、違いを見つける面白味もあるんじゃないかなと思います。
チョン・ウソン:原作の舞台は、1990 年代じゃないですか。時代ならではの小物に、私はロマンチシズムを感じていて、2023 年の韓国に置き換えることによって、カットせざるを得ない小物とかがすごくもったいないなと思ったんです。韓国では、特にIT化が進んでいて……原作の中で諦めて一番もったいないな、と思ったのは FAX です。
シン・ヒョンビン:(同意をするように相づち)
チョン・ウソン:男女がやり取りする上で、FAX を使って、それで物語が動く場面が結構ありましたので、そこが惜しいなと思いました。
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――この作品への出演の決め手を教えて下さい。
チョン・ウソン:私は最初に日本の原作を拝見した時に、主人公の心の声がナレーションで流れていたのを聞いた瞬間、本当に鳥肌が立つような思いをしたのが決め手です。
シン・ヒョンビン:私は、コミュニケーションを描いた作品というのが決め手になりました。お互いに全てを分かりあえなくても、「ああこの人は、こういう人なんだ」と見つめること自体が、すごく大切だと思っていたんですが、なかなかそれが「難しい」と思っていた時期にこの作品に巡り合いました。そういった物語に出たい、と思ったタイミングでこの作品に出会い、出演を決めました。
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――(チョン・ウソンさんへ)ジヌは、聴覚障碍者であり、コミュニケーションにさまざまな思いや複雑な葛藤がありますが、演じながら難しいと感じた点や、葛藤などはありましたか?
チョン・ウソン:そうですね…、やはり、今回手話を使うことになり、今まで私が駆使してきた言語とは全く違うわけです。ジヌは7歳以降、生涯ずっと手話言語を使うという設定です。ジヌというキャラクターが手話を使ってコミュニケーションを取る労力と、俳優チョン・ウソンが手話を学んで特訓した労力は全く違う中で、ジヌになりきって演じないといけない。そこを乗り越えるというか、種類の違う労力を表現する壁を乗り越えるのがなかなか大変でした。ギャップを縮める為に、私としては最善を尽くしたつもりですが、あとは本編をご覧になった皆さんに、どうだったかご判断していただければいいなと思います。また、さきほどシン・ヒョンビンさんが話したように、この作品における一番大事なテーマは、コミュニケーションだと思います。けれど音声言語を使う人同士のコミュニケーションも、「それがいつも正しいのか」、「きちんと伝わるのか」は疑問なんですよ。一番むずかしいコミュニケーションは、やはり異性間のコミュニケーションだと思うんです。ジヌの身体的な特徴である、彼の耳が聞こえないというのは、私はこの作品においてコミュニケーションのメタファーじゃないかと思うんです。
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――最後に、日本の視聴者へのメッセージをお願いします。
シン・ヒョンビン:ちょうどとても寒くなる時期なので、この季節にぴったりのドラマだと思います。日本の視聴者のみなさんは、他の国の皆さんよりも、非常に興味を持ってこの作品を心待ちにしてくださっているのではないかなと思います。場所は韓国、時代は 2023 年が舞台で、日本の原作とは違った感じの作品に仕上がっているかもしれませんが、みなさんにぜひお楽しみいただければと思います。こうご期待を。
チョン・ウソン:今回ですね、日本のみなさんが非常に興味を持って待ってくださっているというのを、誰よりもわかっているつもりなんです。この作品の準備や撮影をしている間、ずっと思っていたのは素晴らしい原作がある中で、原作より面白い面白くないは別として、原作にご迷惑にならないような、原作の名を汚さないような作品にしたいということです。みなさんがご覧になって、どのように評価されるのか、まだわからないですけれども、素晴らしい原作の名を汚さないリメイク作品として評価を頂けると嬉しいなと思います。よろしくお願いいたします。
<配信情報/コピーライト>
配信情報
『愛していると言ってくれ』
ディズニープラス スターにて独占配信中
(全 16 話/毎週月・火 1 話ずつ配信)
コピーライト
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原作 日本のテレビドラマ「愛していると言ってくれ」
(脚本 北川悦吏子・製作 TBS)
■ストーリー
主人公は、聴覚障害のある44歳のアーティスト チャ・ジヌと、売れない役者志望の33歳チョン・モウン。
済州島を舞台にした映画でエキストラとして働いていたモウンはジヌと出会い、惹かれていき、手話やテキストを通して会話を続けてゆっくりと繋がりを強めていきます。
やがてジヌも、モウンに対し真の愛を感じるようになります。ジヌとの距離を縮めようとあらゆる努力をするモウンですが、言語、障害、芸術の違いを克服するのはそれほど簡単ではないと気が付いたころ、ジヌの元カノ、ソン・ソギョンが現れて――。
■キャスト
チャ・ジヌ:チョン・ウソン(「ザ・キング」「ハント」)
チョン・モウン:シン・ヒョンビン(「財閥家の末息子~Reborn Rich~」「あなたに似た人」)
ソン・ソギョン:キム・ジヒョン(「君の瞳に恋してる」「ジャスティス」)
ユン・ヨハン:イ・ジェギュン(「シャーク 覚醒」「剣の詩」)
■スタッフ
監督:キム・ユンジン(「その年、私たちは」)
脚本:キム・ミンジョン(「雲が描いた月明かり」)
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