INFINITEのメンバー ドンウ、ソンギュ、ソンヨル、ホヤ、ウヒョン、エル、ソンジョン(右下から時計回り方向)がファンたちに感動のサービスを行った。|写真提供 ルンカム |
[スポーツソウルドットコム|パク・ソヨン記者]「皆さんは、これからもずっと僕たちに夢中になりますよ!」
猛暑が続く中、楽しい旅行にもいけない少女ファンたちが、9日午後ソウル広津区(区名 クァンジング) 広壯洞(街名 クァンジャンドン)AXホールに夏の休暇を過ごすために来た。‘大勢ドル(大勢+アイドル)’INFINITE(インフィニット)が『あの年の夏』というコンサートで、涼しい避暑地を用意したからだ。
今年の4月、ソウル所在のオリンピック体操競技場で開かれたコンサートでは、約1万名のファンたちに会ったが、彼らはまだ腹いっぱいになってなかった。そのため今回のコンサートでは、敢えて小規模の公演場を選び、ファンたちと一層近いところで疎通ができた。この日彼らは、ステージの上で思いきって暴れていた。
群舞ドル(群舞+アイドル)らしいパワーフールな振り付けに、実力ドル(実力+アイドル)らしい渾身の力をつくした熱唱、親近ドル(新規+アイドル)らしい愉快なトークが調和された2時間であった。何よりファンたちに愛嬌いっぱいの包みを広げる‘操練ドル(操練+アイドル、ここではファンをなつけることが上手いアイドルの意味に近い)’’INFINITE(インフィニット)の魅力が一層目立つコンサートだった。
夏休みをファンたちとコンサートで過ごしているINFINITE(インフィニット)|写真提供 ルンコム |
◆ 始まりは甘く、軽快に
夜8時になると、黄色い蛍光棒を持った2千人の少女ファンたちが興奮し始めた。1階のスタンディング席にいるファンたちは勿論、2回指定席に座っているファンたちまで、皆全身をゆすりながらINFINITE(インフィニット)を連呼した。ステージを隠していた大形の垂れ幕には、INFINITE(インフィニット)の甘い曲『あの年の夏』のPVが流れたら、コンサート場の天井が揺れてしまいそうな喊声で、その場をさらにヒートアップさせた。
やがて大型垂れ幕が取り払われ、INFINITE(インフィニット)の7人のメンバーがステージに登場した。リーダーのソンギュを始め、 ドンウ、ウヒョン、ホヤ、ソンヨル、エル、ソンジョンは、軽快な音楽にあわせ「She`s Back」、「任せて」、「あの年の夏」、「君が好き」などを披露した。すぐ目の前にいるファンたちが珍しく、メンバーらは終始笑顔で明るい表情をしながらファンたちを目を合わせた。
INFINITE(インフィニット)のメンバーたちは、これまで自分の彼女はINSPIRIT(インスピリット・ファンクラブ)だと公言してきた。この日のコンサートでメンバーたちは、本当の彼女に対して告白するような感じて甘い歌を歌い、ファンたちに土下座をしたり、ウィンクをするパフォーマンスを披露した。お蔭でコンサート場はさらにヒートアップし、少女ファンたちは嬉しい悲鳴をあげた。
ファンを間近でみるために小規模の公演場を選んだINFINITE(インフィニット)|写真提供 ルンカム |
◆「もっと近いところで皆さんと楽しむために準備しました」
INFINITE(インフィニット)は、今年の2月SKオリンピックハンドボール競技場、4月はオリンピック体操競技場でコンサートを行った。それに比べ今回のコンサート『あの年の夏』は、その規模が1/5の水準だ。これは彼らが、ファンとの距離をもっと縮めながら、疎通したいという願いでもあった。今月の8日から12日まで公演が予定していて、1日に2千人、5日間で観客は1万人になるわけだ。
この日メンバーたちは、できる限りファンを一人ずつ見つめようとした。自分のパートでない時は、ファンたちに手真似や目配せで愛情を表し、コンサート場の熱気により、メンバーたちがコメントする声はなかなか聞こえなかったが、口の形で「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えようとした。
こんなメンバーをもっと近くで観るために、スタンディング席にいたファンたちは激しく体をぶつけ合い、万が一事故が生じる可能性もあったため、そうなる度にメンバーのウヒョンは「皆さんが揉み合うことが痛そうにみえます。それを見ていると、僕らも痛くなりますので、怪我しないようにマナーを守ってくださいね」と心配する言いぐさでお願いした。「僕らも痛くなります」と言われたファンたちは、すぐ姿勢を整えてマナーを守りながら公演を楽しんだ。
INFINITE(インフィニット)は、色々なケーブルテレビの番組で、自分たちのリアルな日常を公開し、そのお蔭で‘親近ドル’として注目されるようになった。特に中でも長兄役であるションギュは他のメンバーたちに時々いたずらをされたりして、純粋な魅力をみせた。メンバーたちは事前に撮影しておいたキャンピングVCRでコンサート場を笑いの場にした。たとえば、「社長が嫌いな理由を3つあげると?」、「僕は、顔でこのグループに入れたとは思わない」など、結構酷な質問をしたりしたが、それはメンバー皆が仲のいい関係だから可能なことだった。
メンバー間で取り交わした真実ゲームとローリングペーパーは、その内容があまりにも率直だったため、それを聞いているファンたちは笑いが絶えなかった。INFINITE(インフィニット)にはイジメ説なんかが割り込むところは無かったわけだ。
ファンの前で素敵な群舞を披露しているINFINITE(インフィニット)|写真提供 ルンカム |
◆ INFINITE(インフィニット)といえば、“群舞!”
公演が高調した時ウヒョンは、「ちょっとウォーミングしただけだと思っていたのに、いつのまにか終盤まできてますね、もう15曲も歌っていますが、これからもっとカッコいい群舞に挑みたいと思います」といい、他のメンバーらも同調した。時間が経つほど、彼らはさらに生き生きしていて、爆発的なエネルギーを噴き出すINFINITE(インフィニット)だった。
彼らはその熱気をさらにヒートアップさせるために、群舞が引き立つ曲を相次いで歌った。さそりダンスが印象的な『BTD]』をはじめ、疲れもなく『パラダイス』、『Feel so bad』、『追撃者』、『僕のものになって』などを披露すると、場内のファンたちは熱狂した。
INFINITE(インフィニット)特有の剣群舞やさそりダンスはもっと光を発していて、少女ファンたちは声がかれるまで彼らを応援した。その応援にメンバーたちはもっと力を入れて、カリスマ溢れる舞台を披露すると、エネルギ満タンの空間となった。
INFINITE(インフィニット)が‘操練ドル’らしいショーマンシップでファンたちをもっと喜ばせた。|写真提供 ルンカム |
◆最後まで感動のコメントで「ファンを操練!操練!」
いつのまにか約束の2時間が過ぎてしまっていて、メンバーたちは、ファンたちに最後の挨拶をした。ションヨルは「大切な夏休みを私たちし使ってくださってありがとうございます」と感謝を伝え、ソンギュは「皆さんと近いところで公演をしたら、皆さんの声がよく聞こえてきます。僕より年下の方が、“おい”とするのはちょっとあれですが、今日は気分がすごくいいです。歳は関係なく、友達になりましょうね!」と機転がきくコメントをした。
ラップを担当しているドンウは「私が大好きなラップをしたり、踊りもしたり、歌も一緒に歌ってくれて本当にありがとうございます」という言葉で、ソンジョンは「このコンサートを準備している時は色々なことがありましたが、INSPIRIT(インスピリット・ファンクラブ)の前でちゃんとした公演ができて本当にうれしいです。」と胸いっぱいの感動をつたえた。
ファンたちの間で‘操練甲(ここではファンを操練することが一番上手いということに近い意味)’で通じているウヒョンは、いきなり「はい、私も愛してるよ」と叫び、「こんな近くにいるから皆さんの声が全部聞こえます。今日は素敵な思い出がもう一つできました。皆さんも永遠にこの思い出を心にしまっておいてくださいね」とロマンチックなコメントをした。
ホヤは「前回より狭い空間で公演するからいいですね。今度の舞台の時はもっと素敵な姿をみせます」と約束し、最後にエルが「皆さんはこの瞬間から、ずっとずっと僕らにはまっちゃいます。心から感謝してますし、愛してます。」と最後の挨拶をして、このコメントを聞いていたファンたちと他のメンバー皆はとても感動した。
メンバーたちの素敵な感動のコメントにファンたちは最後まで席を守りながら、彼らを連呼した。アンコール曲 『恒星/変わることの無い星』を歌いながら、メンバーたちの目が既に赤くなり、涙をしながら、弱弱しい視線でファンたち見つめていた。そしてメンバー皆は手を繋いでファンたちに向け90°まで頭を下げながら長らく挨拶をした。
「群舞ドル」、「実力ドル」、「親近ドル」、「1万ドル」、「操練ドル」、どんなあだ名も惜しくない「大勢ドル」INFINITE(インフィニット)と一緒に過ごしたファンの夏休みは、ハワイ旅行も劣らない幸せを抱え、コンサート場を後にした。