写真:Big Hit Entertainment |
BTS(防弾少年団)が世界の大衆音楽史を新記録で塗り替えている。
第63回グラミー賞のBEST POP DUO/GROUP PERFORMANCE部門にノミネートされている「Dynamite」は発売当時、韓国アーティストとして、アジアのアーティストとして全米シングル・チャート(Billboard Hot 100)初登場1位を獲得し、同曲が収録されている最新アルバム「BE (Deluxe Edition)」(11月20日発売)は、全米アルバム・チャート(Billboard 200)でも初登場1位となり、同アルバムのタイトル曲(リード曲)「Life Goes On」は全米シングル・チャートでも初登場1位を記録。また、ハングル歌詞の楽曲が全米シングル・チャートで首位に上がったのは、ビルボード・チャートの62年歴史のなかで初めてのことで、同じ週に両方のチャートで同時1位を占めたのはBTSが唯一である。
さらに注目すべきところは、デジタルシングルとして先行リリースした「Dynamite」が全米シングル・チャートで1位を記録した日に、メンバーの会話を録音した「Skit」を除き、「BE」に収録された7曲が全て同チャートにランクインした。今作の8番目に上がっている「Dynamite」は3位で先週の記録より11ランク上昇し、「Blue & Grey」は13位、「Stay」は22位、「Fly to My Room」は69位、「Telepathy」は70位、「Dis-ease」は72位でランクイン。なかでも「Life Goes On」は全米シングル・チャート1位とともに、Digital Song Sales Chart、World Digital Song Sales Chartなどで首位を記録し、同時に世界200以上の地域でストリーミング回数と売上を合算してランクが決まるBillboard Global 200、Billboard Global(アメリカを除く)でも1位を獲得しながら世界的な人気を証明してみせた。
また、Digital Song Sales Chartでは、「Life Goes On」から「Blue & Grey」「Stay」「Telepathy」「Dis-ease」「Fly to My Room」が1位から6位まで並び、「Fly to My Room」は8位を記録。さらに「BE」は、ビルボードのTop Album Sales Chart、Independent Albums Chart、Canadian Albums Chart、Tastemaker Albums Chart、World Albums Chartなどの複数のアルバムチャートでも首位となった。
そして全世界のSNS上でアーティストの人気が分かるSocial 50 Chartでは、BTSが通算207回目177週連続1位をマークしている。
たったの3か月で3曲が全米シングル・チャート1位を記録し、世界の大衆音楽史を塗り替えているBTSの快挙に海外のメディアもその成果に注目し、アメリカのVultureは「BTSが非英語曲でBillboard Hot 100で1位を記録し、新たな歴史を作った」と報じ、Entertainment Weeklyは「BTSが再び!『BE』は発売十日でBillboard Hot 200の1位を獲得した」と絶賛した。
一方、日本では「BE」が初週19・1万枚を売り上げ、12月1日発表のオリコン・週間アルバムランキングで初登場1位を獲得し、前作「MAP OF THE SOUL : 7 ~ THE JOURNEY ~」以来、通算7作目のアルバム1位となり、海外男性アーティスト歴代2位としてアルバム通算1位獲得作品数を自己更新した。