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11月27日(金)に公開した韓国映画『君の誕生日』を手掛けたイ・ジョンオン監督から、日本の観客へ向けたメッセージ映像が到着した。
★特別映像URL: https://youtu.be/0k6KRJDhz8g



2000年の『ペパーミント・キャンディー』で新人俳優賞を総なめにし、2002年の『オアシス』、そして2003年の『公共の敵』でも数多くの主演男優賞を受賞、近年もアルツハイマーの連続殺人鬼を演じた『殺人者の記憶法』や、『1987、ある闘いの真実』での民主運動家役が記憶に新しいソル・ギョング。そして、2007年の『シークレット・サンシャイン』でカンヌ国際映画祭の主演女優賞を獲得し、2010年の『ハウスメイド』がカンヌ国際映画祭のコンペティション部門に選出され、“カンヌの女王”と称されるチョン・ドヨン。韓国映画界を代表するトップ俳優二人が2001年の『私にも妻がいたらいいのに』以来、18年ぶりの共演を果たしたことで大きな話題を呼んだ本作。大事な子供を亡くした喪失感と、切ない愛を抱きながら生きる遺族の姿を名優にふさわしい渾身の演技と真心で熱演。

更には『シークレット・サンシャイン』『オアシス』『バーニング 劇場版』などで世界の映画界を魅了する巨匠イ・チャンドン監督のもとで経験を積んだ新鋭イ・ジョンオン監督が本作で長編デビューを飾ります。監督自身がボランティア活動を通じ、長い期間遺族と接する中で生まれた本作は、韓国全土が悲しみに包まれた2014年4月16日、修学旅行中の高校生ら300人以上が犠牲となったセウォル号沈没事故を初めて正面から取り上げた作品となります。亡くなった息子の、近づいてくる誕生日を軸に、共に記憶し、悲しみを分かち合うことがどれだけ生きていく上での励みになるか、忘れられない傷を持つすべての人々に寄り添う、温かな感動作として仕上がった。

監督を務めたイ・ジョンオンは、『バーニング 劇場版』、『シークレット・サンシャイン』などで知られるイ・チャンドン監督のもとで経験を重ねてきました。イ・ジョンオン監督が本作を企画したきっかけは2015年夏の安山(アンサン)での経験に基づいています。監督は2015年に安山には大勢の生徒が事故の犠牲となった高校があり、そこで亡くなった子どもたちの「誕生日会」を開くボランティアに参加していました。そこで監督は遺族や犠牲者の友人たちの話を聞き一緒に悲しんだそうだ。

この経験を映画の中に可能な限り、淡々と込めようとしたイ・ジョンオン監督は、「日常の断面をそっくりそのまま見せれば、より多くの人たちが痛みや悲しみに共感できると思った。消し難い傷を持つすべての人たちと心を分かち合うことのできる映画になってほしい」と本作の企画意図について説明しています。監督の意図に賛同した制作陣は 「2014年4月を覚えている人、忘れている人、すべてにさりげなく語りかけられる映画を作るために努力した。この映画が記憶を共有し、悲しみに共感する小さなきっかけになってくれたら嬉しい」と語っている。

また、今回到着した監督からのメッセージ映像では「事故当時の状況や原因に焦点を当てるのではなく、事故の後に残された人々が懸命に日々を生きる姿を描いています。大変な今を生きる方々への癒やしと慰めとなることを願います。」と語っている通り、本作が癒やしと慰め、そして温もりが短い映像ながら伝わる。



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【あらすじ】 
2014年4月16日...この世を先に去った息子スホへの恋しさを抱きながら生きるジョンイル(ソル・ギョング)とスンナム(チョン・ドヨン)。やがて1年にたった1日だけのスホの誕生日が近づいてくる。母スンナムは主役不在の誕生日は息子がいない現実を認めるようで怖くてたまらない。一方、ある事情により息子が亡くなった日に父親としての役目を果たせなかった父ジョンイルは、家族に対して罪悪感を抱えたまま、あの日から2年後に韓国に戻ってくる。彼にとってすべてが見慣れない現実の中、家族と一緒にスホの誕生日を迎えるが・・・。

【キャスト・スタッフ】
出演:ソル・ギョング『ペパーミント・キャンディー』『オアシス』『1987、ある闘いの真実』、チョン・ドヨン『シークレット・サンシャイン』『ハウスメイド』『男と女』、キム・ボミン『ザ・ネゴシエーション』、ユン・チャニョン、キム・スジン『1987、ある闘いの真実』 、イ・ボンリョン『EXIT イグジット』

監督・脚本:イ・ジョンオン/撮影:チョ・ヨンギュ『シークレット・サンシャイン』/編集:シン・ミンギョン『ザ・キング』/音楽:イ・ジェジン『アシュラ』
2019年/韓国/120分/カラー/ビスタサイズ/5.1ch/日本語字幕:小西朋子/原題:생일/英題:BIRTHDAY/配給:クロックワークス
公式サイト: http://klockworx-asia.com/birthday/
予告編: https://youtu.be/PgBmajmDh-8


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