撮影:小川典子


[スポーツソウルジャパン|小川典子記者] 24日、東京ビッグサイトにて「第24回日本ジュエリーベストドレッサー賞」が開催され、女性特別賞を受賞したKARAが表彰式に出席。残念ながら諸事情によりスンヨンは欠席となったが、輝く宝石に負けないほどの美しさを参加者にアピールしていた。

 

撮影:小川典子


1990年から開始したこの賞は、過去1年間を通じて「最も輝いていた人」「最もジュエリーが似合う人」そして「今後もさらにジュエリーを身につけて欲しい人」を世代別などの各部門に分けて選考される。併催している業界関係者のみが参加できる「第24回国際宝飾展」の出展企業や来場者、さらには宝飾業界関係者からのアンケートをもとに、同展の主催を務めるリード エグジビジョン株式会社が先行する。“輝き”には厳しい目を持つ、一流の関係者から選ばれる名誉ある賞である。

 

撮影:小川典子


今回の受賞者は、女性特別賞のKARAをはじめに、男性特別賞に「2012年ロンドンオリンピック」体操個人総合での金メダリスト内村航平、10代部門に川島海荷、20代部門に剛力彩芽 30代部門に松嶋菜々子、40代部門に永作博美、50代部門に高橋惠子 60代以上部門に由紀さおり、そして男性部門には、少年隊の東山紀之という、世代を超えた豪華な顔ぶれが会場に華を添えた。

 

KARAのギュリ|撮影:小川典子

 

KARAのニコル|撮影:小川典子


そのようなラインナップの中でKARAは表彰式のトリを飾り、男女を問わず人気を集めている彼女たちが会場入りすると、参列者からもひときわ拍手が贈られていた。2010年に「ミスター」で日本デビュー以来、今月に東京ドームで行われた単独公演も大成功に導くなど、まさに“今が旬”の存在であり、“セクシーさ”や“華やかさ”にふさわしいグループだということが認められたことが、選考の理由である。

 

KARAのハラ|撮影:小川典子


KARAのジヨン|撮影:小川典子


サンゴパールのペンダントなど数々の賞品を受け取ったKARA。メンバーを代表してギュリが、「このたびは、このような素晴らしい賞をいただき、大変うれしく思います。海外アーティストである私たちが、日本の栄誉ある賞をいただくことは、本当に忘れることができない光栄なことです。女性であれば誰でもジュエリーに興味がありますよね。私もオシャレが好きなので、ファッションに合わせてアクセサリーを変えたり、ポイントになるようなスタイリングをしています。個人的にもジュエリーにはとても興味がありますし、コレクションもたくさんあります。本日賞品にいただいたような、美しくて高級なジュエリーを身に付けると、違った自分になったような気分になりますよね。それが、ジュエリーの魅力だと思います!このような貴重な経験ができるのも、私たちを応援してくださる日本のファンのみなさんのおかげだと思います。本当にありがとうございます!」と感謝の気持ちを述べていた。

 

川島海荷 |撮影:小川典子



10代部門の川島海荷は、子役時代から愛らしいキャラクターで愛され、ガールズグループ9nineのメンバーとしても活躍中であり、「ジュエリーとは自分は遠い存在かなと思っていたのですが…。この賞をいただけて、これは“大人の階段”かなと思っています。ジュエリーといえば指輪ですが、私は将来、結婚相手から指輪を選んでくれるのが夢ですね。その時は、私に似合う指輪を選んでくれたらいいですね!」と初々しいコメントを残していた。

 

剛力彩芽|撮影:小川典子


そして現在、「八重の桜」(NHK)や「ビブリア古書堂の事件手帳」(フジテレビ)といったドラマに出演中の剛力彩芽は20代を代表しての受賞。「私はキラキラしているものが大好きなので、ジュエリーといえば、“大人の存在”として憧れのアイテムです。先日成人式を迎えたばかりなので、それからこの賞が初めていただく賞になるので、また一歩、大人の仲間入りができたのかなと…。これからは、さりげなくジュエリーを身に付けられるようなく大人になりたいですね。20代だけでなく、ずっとこの賞を取り続けていられるくらい、輝いた女性になりたいと思います!」と、目を輝かせた。

 

松嶋菜々子|撮影:小川典子


昨年は主演ドラマ「家政婦のミタ」の視聴率が、40%という記録を叩き出した松嶋菜々子。14年前に行われた第10回の本賞では、20代部門を受賞しており、今回は2回目の受賞という快挙となった。「当時、『またこの賞をいただけるようにがんばっていきたいです』と言っていたことが、このように現実となってとても感激しています。30代になってからは、一歩一歩、自分のペースで地に足を付けるように努力をしてきました。ジュエリーは“輝き”の象徴で、20代の頃は憧れの存在でした。今日のことを忘れないように、この先も輝けるようにがんばっていきたいと思います!」と、当時を振り返る場面も見られた。

 

永作博美|撮影:小川典子


妊娠発表後、初の公の場となった永作博美は、ふんわりとした白いドレスで登場。「輝かしく華々しい賞をありがとうございます。40代に差しかかりまして、自分の想像より、まだまだ若輩者で、学ぶべきことは、これから先にまだあるのかなと思っていました。そんなところにこの賞をいただけて…。やっと自分に似合うジュエリーが見つかったかなと、自分にとってもとても励みになった賞ですね」と、自らの人生に投影させたコメントが印象的だった。

 

高橋惠子|撮影:小川典子


昨年には、23年ぶりに主演を演じた映画『カミハテ商店』が話題になった高橋恵子は50代部門での受賞。「思いもかけないことでした…。大変うれしく、感激しました。石は“発掘すること”から始まるとお聞きました。いろいろな方々の“チカラ”が結集され、美しく輝く宝石を身に付けるにふさわしい女性になるべく、さまざまな作品との出会いを大切にし、困難を自分を磨く投資だと思って輝き続けていきたいです。そして、自分を支えてくださる、さまざまな方に感謝したいですね」と、自身のキャリアにおごることのない謙虚さで会場からは拍手が贈られた。

 

由紀さおり|撮影:小川典子


2011年にはアルバム「1969」が、全米iTunesのジャズ部門で1位を記録し、また昨年11月には紫綬褒章を受章した由紀さおり。「このたび、芥川賞を受賞した黒田夏子さんの言葉にかけて『私を見つけてくれてありがとう』といった心境です。毎年この賞をテレビの向こう側から見ていて、「私は(年齢的に)間に合わないな~」と思っていましたが(笑)人の前に出て自分を表現する、そんな役割で生かされている“発信者としての光”を失わないようにしたいですね。この賞は『よかったね、まだまだがんばりなさい!』と大きなエールをいただけたようです!」と持ち前のトークセンスを発揮していた。


ジャニーズ事務所所属のアーティストとして初めての受賞となった東山紀之。1985年に歌手デビュー以来、ドラマやミュージカルそして演劇など、文字通り、輝きを失わないその活躍を評価され、選考にいたった。プライベートでは、2011年に妻である女優の木村佳乃との間に第1子が誕生し、現在は第2子を妊娠中。一人の男性としても深みを増した東山からは、「このような素晴らしい賞品をいただけるなんて、バチが当たるんじゃないかと…。さらにこれからも発展させていくようにがんばります。宝石は自分と家族を守ってくれると、どこかで聞いたことがあります。これからも家族を守っていけるように精進していかなければなりませんね!」と、持ち前の“紳士オーラ”を振りまいていた。

 

内村航平|撮影:小川典子


2012年のロンドンオリンピック、体操個人総合の金メダリストの内村航平。「このジュエリーの輝きに負けないくらいのメダルを勝ち取ってきました。普段は練習ばかりの生活でジュエリーを身に付ける機会があまりないのですが、これを機に似合う男性になれたらと思っています。今年の9月に20オリンピック開催が決定します。見知らぬ外国人の方に『東京でオリンピックをやりたい?』と声をかけられたら『イエス!オフコース!』と答えてください!2020年31歳になるので体力的な面が不安ですが、金メダルを目指してがんばっていきたいです!」とアスリートとしてのメッセージに会場が湧いた。


なお、今年で24回目を迎える本賞は、韓国アーティストや俳優の受賞も少なくない。2006年度の第17回には10代部門でBoAが、2010年度の第21回には特別賞男性部門にイ・ビョンホン、2011年度の第22回には同じく特別賞男性部門にウォンビン、昨年の第23回の特別賞女性部門には少女時代がそれぞれ受賞している。ジュエリーのようにこれからの時代を彩る韓国のスターは、いったい誰になるであろうか…。

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