覚せい剤を使用したとして拘置所に拘束されていたユチョンに対して、裁判所が懲役10か月、執行猶予2年を宣告し、追徴金140万ウォン(約13万円)、保護観察および治療命令を下した。


2日、裁判所はユチョンへの量刑について「麻薬類の犯罪は、中毒性や個人的、社会的な弊害が深刻であるため、厳しく処罰する必要がある。被告人の体毛から確認されたのを見る限り、長い間かけて覚せい剤を使っていたと思われる。ただ、被告人は拘束後、自ら犯罪を認めつつ、初犯でもあり、2か月を超える拘束期間を経ていて、反省の姿勢が見られている。これらを考慮し、現段階では社会に戻る機会を与えるのが、刑罰の目的に沿うものと思われる」と述べた。

この日の午前、韓国の水原市にある拘置所から68日目で釈放されたユチョンは、報道陣からの質問に対し「多くの方にご心配をおかけして申し訳ございません。これからは社会に奉仕しながら一生懸命に正直にいきるよう努力します」と話し、ファンへの一言を聞かれると、しばらく沈黙しては「ファンのみなさんに本当に申し訳ないです。本当に申し訳ないございません」と目を潤ませながら頭を下げた。

最後に「結果に満足していますか。控訴はしますか?」という質問には「申し訳ございません。一生懸命、正直にいきます」とし、待機していた車に乗って去っていった。


今年2月、ユチョンは韓国の大手飲料メーカー《南陽乳業》の創業者の孫娘で、元交際相手のファン・ハナ氏と3回にわたって覚せい剤1.5㌘を購入し、その一部を6回に分けて使った容疑を受けていた。
最初に疑惑が提起された際、ユチョンは潔白を主張していたが、警察の調べで体毛(足の毛)から覚せい剤の成分が見つかると容疑の殆どを認めた。そしてこのとき、ユチョンの所属事務所は専属契約の解除を発表した。

一方、ユチョンとともに覚せい剤を使った容疑を受けているファン氏の裁判は、7月10日に行われる。


THE FACT JAPAN


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