女優のチョン・ジヒョン。|ノ・シフン記者

 

[スポーツソウルドットコム|キム・ガヨン記者] 女優のチョン・ジヒョン(32)が、結婚後変わってきた自分の志や姿勢について語った。


チョン・ジヒョンは23日の午後、<スポーツソウルドットコム>との独占インタビューで、「結婚してから、自分が変わっていくことに気づきました。自信を持てるようになったというか。特に『ベルリン』で演じるキャラクターは主婦役なので、実際の結婚生活が役立ちました」と語りはじめた。
彼女は新作映画『ベルリン』で、美貌の北朝鮮の通訳士、リョン・ジョンヒ役を演じた。
リョン・ジョンヒは、夫のピョ・ジョンソン(ハ・ジョンウ)とともに国際的な陰謀に巻き込まれ大変な状況を迎えることになる。そして憂鬱で暗い雰囲気が強い人物でもある。
これまでの作品で、いつも爽やかでハツラツな魅力をみせてきた彼女にとって、主婦演技は大きな挑戦だった。
チョン・ジヒョンは、「俳優は、すべての役割をこなさなければならないと思いますが、完璧な経験ができないので、“これくらいでいいかな”という考えで役に集中する場合が多いと思っています。今は、私が結婚しているので、主婦演技がもっと楽にできたと思います。その役に自信があったから、そういうところが演技に反映されたわけです」と語りながら笑顔をみせた。
結婚してからは彼女の演技カラーも変わっていると言われているが、チョン・ジヒョンは前作の『泥棒たち』や今度の『ベルリン』まで、実は全て結婚前に出演を決めていた。
チョン・ジヒョンが『ベルリン』に出演すると報道された時、人々は“チョン・ジヒョンが?”という疑問を持ち、彼女のまわりも、そんな心配をしたようだった。
「おそらく私がこの作品に参加したのも、リュ・スンワン監督(ベルリンの監督)にとっては、大きな変化であり、挑戦だと思っています。最初のシナリオではリュ・ジョンヒの分量が少なかったですが、私が合流してからは量が増したのですね。“チョン・ジヒョンという女優にこの作品ができるか”という心配をしないでほしいと思いました。リョン・ジョンヒ役を務めることになった時は、私も心配はしましたから」と映画での役割に関する大変さを吐露した。

 

結婚していても、その変わらぬ美貌でインタビューの終始輝いていたチョン・ジヒョン。

 

チョン・ジヒョンは、昨年の4月、金融業に従事するチェ・ジュンヒョク氏と結婚した。
結婚して10ヶ月目の新婚さんだが、主人は早朝から出勤するため、食事は新鮮なフルーツを用意することが多いという彼女は、「結婚してから、自分でも大人になったなって思ったりします。朝ごはんはちゃんとしてあげたいですが、主人はいつも朝ぬきで早く家を出るんですね…食べると言ったらしっかりした献立で用意します。味噌チゲは美味く作れますよ」と日常の生活について語ってくれた。
夫と子供、家庭が作品を選択する際に影響はないのかと尋ねると「結婚したからって、作品を選択する基準が変わったりはしないと思います。でも前とは環境が変わっているので、作品を選ぶ背景には影響があるでしょう。露出ですか?主人がだめだと言うより、私は露出をするための映画には出演したくないです。いい作品だと違うかもしれませんが。主人もそういうところではクール(?)な方なので、私の意見を尊重してくれていますね」と今後の作品に対する考えを伝えた。

 

映画『ベルリン』(監督 リュ・スンワン)は、“生きては帰れない都市”ベルリンを舞台に、各自の目的のため、互いターゲットになってしまった最高秘密要員たちが、生存のために想像を超えるミッションに挑む姿を描いた作品である。
チョン・ジヒョンをはじめ、ハン・ソッキュ、ハ・ジョンウ、リュ・スンボムなどの実力派俳優たちが出演、来る31日に公開する予定だ。

 

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