撮影:小川典子

 

[スポーツソウルジャパン|小川典子記者] ガールズグループのCRAYON POP(クレヨンポップ)が、6日に渋谷VUENOS(ブエノス)にて、初めての単独公演「CRAYON POP 2013 new year first mini concert」を開催。急きょ設けられた夜の追加公演の模様を<スポーツソウルジャパン>ではお届けする!

CRAYON POPは、グンミ、チョア、ウェイ、エリン、ソユルの5人組。中国での活動を経て、2012年の7月に『CRAYON POP The 1st MINI Album』でデビュー。それ以前から日本にはMV撮影やイベント出演などのために訪れており、最近、コアなファンが増えてきている。彼女たちの魅力は、奇抜なファッションとダンスセンス、そして親しみやすいキャラクターである。今回の公演も、最新曲「Dancing Queen」などアンコールを含む9曲を披露し、そのような“持ち味”が十分に発揮されたひとときとなった。


ぎゅうぎゅう詰めの満員御礼となった渋谷の老舗ライブハウス。至近距離でのパフォーマンスに期待感が集まる会場に、メンバーが登場する前から、それぞれのお気に入りの名前を呼ぶ声援が相次ぐ。オープニングは最新シングル「Dancing Queen」!軽快なサビのメロディに乗せて飛び出すサイドキックが、彼女たちに見とれる観客に届きそうな勢い!

 

プリッツCMのモノマネを披露するウェイ。|撮影:小川典子

 

女性ファンの間でも人気が高いエリン。|撮影:小川典子

 

「ファンのみなさんからいただいた手紙が宝物!」とグンミ。|撮影:小川典子

 

熱いボーカルを披露したチョア。|撮影:小川典子

 

「サムギョプサル、食べに行きましょう!」と茶目っ気たっぷりのソユル。|撮影:小川典子

 

1曲目が終了し、メンバーそれぞれが自己紹介を。一人ひとりのコメントに、温かい歓声が寄せられる。そんな雰囲気の会場にエリンも、「情熱的で親切な方たちばかりですね!」ととってもうれしそう。昼公演からの続投となった観客が多く見られ、メンバーも「ありがとうございます!」と、終始アットホームなムードが漂う。


チョアのソロステージでは、「昼も夜もこんなにたくさんの方々に来ていただいて…一生懸命歌います」と、ユンハの「待っていながら(Waiting)」をしっとりとカバー。観客の心を惹きつけていた。さすがメインボーカル担当!


ダンスレッスンの動画がビジョンに流れた後、ふたたびメンバー全員で登場し「Bing Bing」の韓国語バージョンを披露。韓国スタイルの応援コールが客席から寄せられ、テンションがぐんぐんと上がっていく。


ここからは、メンバーたちが「Dancing Queen」のサイドキックを直接伝授するなどトークコーナーに。ちなみにサイドキックのコツは、「最大限に蹴り上げることです!」とポイントを教えてくれていた。「今、食べたいものは?」との質問ではチョアが、「えびすし、ラーメン、そば、トントロ、和牛、…」で並べた上に、「食べたいものが多すぎて、めっちゃ悩みます!」と関西弁でキュートさをアピールし、観客をノックダウンさせていた。

 

グィヨミ遊びを披露するチョア。|撮影:小川典子


その後は、特技を披露することになり、チョアが最近、韓国で流行している“グィヨミ遊び”をかわいらしく見せていた。“グィヨミ”は、指で数字を指しながら、「1足す1は、グィヨミ!2足す2はグィヨミ!」と、愛嬌たっぷりにポーズをしていく遊びである。続いては、グンミのビートボックスに合わせてソユルがラップを披露。ウェイは高校生のときに見たという、松浦亜弥のプリッツのCMをマネする場面も。エリンはムーディーなBGMに合わせて、セクシーなダンスを踊り、観客から歓声を浴びていた。


Twitterでファンの交流を図っているというウェイ。「たくさん更新することはできませんが、みなさんとコミュニケーションができるので、とっても楽しいですね!」と、胸の内を明かしてくれた。インディーズバンドとして活動していた彼女。その時によく歌っていた「WHAT YOUR MADE OFF」を、この日は披露することになり、「大好きな曲なので、いつかみなさんに聴いていただきたいと思っていました。今回、歌うことができてとても幸せです!」と歌い紡いだ。トーク中、彼女が日本語の中で好きだと言っていた“温かい”という言葉がぴったりな、歌心を感じさせるパフォーマンスだった。

 

「江南スタイル」を踊る!|撮影:小川典子

 

ガラッと雰囲気を変えて、豹柄のジャージにハイソックスという衣装に着替えたメンバーが、PSYの「江南スタイル」で、観客をも巻き込みながら、乗馬ダンスをキュートに披露した。そしてデビュー曲「Saturday Night」の韓国語バージョンでさらに踊りまくる!


ここからは、観客が質問を書いた紙飛行機をステージに飛ばし、その紙飛行機を拾ったメンバーが一人ずつ質問に答えてくれる企画が設けられた。


「韓国と日本のファンの違いは?」と聞かれたエリンは、「そんなに違いを感じることはないですが、どちらも共通していることは“情熱的”であることですね!」と答え、「愛してるよ~!」とラブコールを捧げた。またソユルは、男性ファンからの「僕とデートに行くならどこに行きたい?」というドキドキものの質問に、「どこにでも一緒に行きましょう!一緒にサムギョプサルを食べましょう!」と、胸キュンなコメントが飛び出した。チョアは、好きなスポーツに水泳を挙げ、質問をすることになった、サッカーが好きだという男性ファンに「私たちCRAYON POPのことを考えながら、ボールを蹴ってくださいね!」と激励した。

 

撮影:小川典子

 

そして、「宝物は?」と聞かれたグンミからは、「ファンのみなさんからいただいた手紙が、いちばんの宝物です!」とうれしい言葉が飛び出した。さらに、「大事にしているものは?」と、ウェイも引き続き、プライベートな質問となったのだが、「これまで何かを大事にするタイプではなくて、けっこう捨てちゃう方だったんです」と豪快な一面をのぞかせながらも、「これからは、ファンの方からいただいたものを大切にします!」と笑顔を輝かせた。

 

撮影:小川典子

 

そして惜しまれつつ、最後の曲になった日本語のナンバー「1,2,3,4」へ。“共にいた大事な思い出を…”という歌詞が、楽しかった公演に投影されているようで、観客も名残惜しそう。

 

撮影:小川典子


アンコールでふたたび登場した5人は、モーニング娘。の「恋愛レボリューション21」を元気たっぷりに披露。ここで、メンバーへのメッセージが綴られた白い旗をプレゼントするサプライズも飛び出し、会場には感動の輪が広がった。これは日本のファンクラブが企画したもので、温かい心遣いに「感動だよ…」とメンバーの目も自然に潤む。

 

撮影:小川典子

 

エリンは、「今日はこんなにたくさんの方々にお越しいただき、本当に驚きました!」と、あらためて幸せな時間を振りかえった。チョアは、「時間が経つのは早いですね…。でも、今日が最後ではありません!またお会いしたいです!」と、目を輝かせた。グンミは、「みなさんの残念そうな表情が、私たちも胸にこみ上げるものがあります…」と、会場を見渡しながら、「今日だけではなく、これからもたくさん公演を重ねていきますので、ずっとずっと、私たちを応援してくださいね!」と述べると、拍手が沸いた。そんな温かい拍手に、「日本に来るたびに どんどん増えていくような気がしてうれしいです。2013年も、一生懸命がんばりますので、今度はもっと大きな舞台でお会いできたらいいですね!」と、ウェイからは、前向きなコメントが飛び出した。そして、ソユルは、「今日一日、たっぷりみなさんと過ごすことができて、とても幸せです!本当に、本当に、愛しています!」と感激でいっぱいのようだ。

 

撮影:小川典子

 

サプライズなプレゼントをくれたファンのために、会場からのアンケートで決まったダブルアンコール曲「Dancing Queen」を残して、ステージを去った5人。

 

【Information】
CRAYON POP公式サイト
http://crayonpopweb.jp/


<セットリスト>
M1 「Dancing Queen」
M2  ソロコーナー/チョア「待っていながら(Waiting)」ユンナカバー
M3 「Bing Bing」  ※昼・日本語バージョン/夜・韓国語バージョン
M4 ソロコーナー/ウェイ「WHAT YOUR MADE OFF」Lucie Silvasカバー
M5 昼公演「VENUS」/夜公演「江南スタイル」
M6 「Saturday Night」 ※昼・日本語バージョン/夜・韓国語バージョン
M7 「1,2,3,4」
アンコール
EN1 「恋愛レボリューション21」モーニング娘。カバー
EN2 「Dancing Queen  韓国語バージョン」※夜公演のみ
  

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