故チェ・ジンシル(女優)さんの元夫であるチョ・ソンミンさんが、6日の午前5時26分、ソウル・道谷洞(トゴクドン)にある、元彼女・A氏のアパートにて遺体で発見された。｜スポーツソウルドットコムDB

[スポーツソウルドットコム｜イ・ダウォン インターン記者] 故チェ・ジンシル(女優)さんの元夫であり、元プロ野球選手のチョ・ソンミンさんが、6日の午前5時26分、ソウル・道谷洞(トゴクドン)にある、元彼女・A氏のアパートにて遺体で発見された中、警察は第1次鑑識結果、自殺として判定した。

チョ・ソンミンさんの遺体が安置されたソウル・江南セブランス病院で、彼の側近は、「第1次鑑識で自殺として判断され、この後剖検が行われる予定だ。故人の殯所は、他の病院に設けるつもりだ」と言いつつ「チョ・ソンミン君のお父さんは持病で2ヶ月前から入院中であり、お母さんは、このことにより大きなショックを受け、応急室に入院している。家族みんな大変衝撃を受けた」と伝えた。
この関係者は「お子さんたちとは、昨年のクリスマスとお正月に連絡と取ったようだ。最後の連絡内容は“最近すごく寒いから、服はちゃんと温かくして着なさい”だった」としながら目頭を赤くした。

チョ・ソンミンさんの遺体が安置されたソウル・江南セブランス病院。故人の鑑識が終わった後(左)、彼の側近たちが、葬儀場にある事務室に集まりこれからの手続きについて相談している。｜イ・ダウォン記者

この病院の葬儀場の関係者は「お母さんと弟さん、友人の方々があけがたにいらした。故人の殯所は、夕方頃に設けられる予定だ」と説明した。

一方、現場では、故人の元彼女と推定される女性が病院を訪問し騒動を起こしたが、確認結果チョ・ソンミンさんの死去ニュースを接したファンであることが分かった。

今年で39歳を迎えたチョ・ソンミンさんは、生まれつきの優れた野球才能の持ち主であり、アマチュア野球界からエースとして活躍した。
日本では、1996年に読売巨人軍に入団、投手としてその腕前をみせ、ファン層も厚かった。
日本での記録は、4シーズン通算11勝10敗11セーブ、平均防御率2.84で熱く注目される全盛期を過ごした。
2000年には、女優のチェ・ジンシルさんと結婚し、1男1女をもうけ、幸せな家庭の亭主として過ごしているようにみられたが、結婚してから3年9ヶ月目に離婚、周囲に衝撃を与えた。
2005年から2007年までは、韓国でハンファ・イーグルス(プロ野球チーム名)に所属し、活発に活動したが、2008年、元妻のチェ・ジンシルさんが自ら命を絶ち、2010年には彼女の弟であるチェ・ジニョンさん(歌手兼俳優)も自殺、相次ぐ悲劇が継続した。
しばらくブランク期間を持ったチョ・ソンミンさんは、野球解説者を兼任しながら実業家に転身し、2011年からは、斗山(トゥサン)ベアーズの2軍を担当するコーチとして第2の全盛期を迎えたと思いきや、昨年10月、球団とは再契約に至らず、再び試練を味わった。

〔故人のご冥福をお祈り申し上げます〕