陽進堂と、同社子会社でバイオシミラー(BS)の開発などを手掛けるYLバイオロジクスは2日、韓国のCJヘルスケア社が開発中の持続型赤血球造血刺激因子製剤「ネスプ」(一般名=ダルベポエチン アルファ〈遺伝子組換え〉)のBSについて、中国を除く全世界での独占的開発・販売権を含む技術導入契約を締結したと発表した。


CJ社が開発しているネスプのBS(開発コード=CJ-40001)は韓国で臨床第3相(P3)試験の準備段階にある。日本国内をはじめ各国での臨床試験の開始時期について、YLバイオロジクスは「できるだけ速やかに開始したい」としているが、具体的なスケジュールは明らかにしていない。製品化に当たっては、原薬製造は韓国のパンジェン・バイオテック社に委託。製剤および製品化はグループ傘下のエイワイファーマが担う。


YLバイオロジクスは陽進堂とインドのルピン社との共同出資で2014年に設立。現在の開発パイプラインは、関節リウマチ治療剤「エンブレル」(一般名=エタネルセプト〈遺伝子組換え〉)のBSが日本やEU、インドでP3試験段階にある。




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