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[スポーツソウルジャパン|小川典子記者] 人気オンライン漫画家、カン・プルのベストセラー・コミックスを原作とした映画『拝啓、愛しています』が、12月22日から、全国順次公開が開始される。


映画『拝啓、愛しています』は、牛乳配達で小遣い稼ぎをしながら引退生活を送っているマンソクと、毎朝、配達中にすれ違う女性イップンと、そんな2人の行方を温かく見守るグンボンと、認知症の妻という、“人生の黄昏時”に思いがけない出会いを果たした4人の男女を中心に描いた、ハートウォーミングな物語。


愛する人を想い、友情を育み、そして支え合う。素朴ながら温かい心の機微を描いたこの作品は、2007年に連載が開始された、オンライン漫画家のカン・プルによるアニメシリーズ。2008年には舞台化され、2010年までの間に、韓国全国17都市での公演を展開した。この舞台は“座席率90パーセント”という記録を打ち出し、その絶大な好評を受けて、本作品をもって映画化された。現地、韓国では、9週連続でトップ10に入り、観客動員数が160万人を突破し、さらに大きな功績を残している。そして、今年、キム・ヒョンジュン(マンネ)を主演に迎え、「あなたを愛してます」というタイトルでドラマ化され、さらに新しいファンを獲得した。


口が悪く短気な性格だが、人情に厚いマンソクを演じるのは、ドラマ「イ・サン」などでおなじみのイ・スンジェ。ドラマ版でも主演を務めている。イップン役には、『王の男』のユン・ソジョン、グンボン役には、『殺人の追憶』のソン・ジェホ、グンボンの妻役には、キム・スミと、錚々たるベテラン勢が顔をそろえている。


マンソクの孫娘ヨナには、『霜花店-運命、その愛-』のシン・ジヒョ、そして、リアカーで古紙回収の仕事をするイップンの雇い主には、『オールド・ボーイ』のオ・ダルスを迎え、実力派の若手俳優たちが、作品に深みを与えている。

 

原作者のカン・プルは、高齢者を描いた本作品について、“読者は、このような漫画を好むだろうか?”と、賭けともいえる、ひとつの疑問を感じながら連載を始めたが、読者からの圧倒的な反響に心を打たれ、本当に感謝すべき作品になったと語っている。また、映画化された本作品についても、「ただ、そこに立っているだけで、私が心に思い描く、4人のキャラクターがまるで存在しているかのようでした」と、大絶賛のコメントを残している。


そのような原作を忠実に再現するため、ロケーション選びには、細心の注意が払われ、物語の象徴的な場所となる、廃品置き場や駐車場や坂道を、韓国全土を探し回り、美しい情景を見事に映画で再現することができた。


映画『拝啓、愛しています』は、12月22日よりシネスイッチ銀座、シネマート新宿ほか全国順次公開される。

 

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【作品情報】
映画『拝啓、愛しています』
監督:チュ・チャンミン 原作:カン・プル
出演:イ・スンジェ『イ・サン』、ユン・ソジョン、キム・スミ、ソン・ジェホ、ソン・ジヒョ、オ・ダルス
2011年/韓国/韓国語/ドルビーSR/シネマスコープ/カラー/118分/原題:그대를 사랑합니다
配給:アルシネテラン
公式サイト:http://www.alcine-terran.com/haikei/

 

 

 

 

 

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