韓国憲法裁判所が朴槿恵(パク・クネ)大統領の弾劾訴追を認め、朴大統領の罷免を宣告した。


韓国憲法裁判所が朴槿恵(パク・クネ)大統領の弾劾訴追を認め、朴大統領の罷免を宣告した。


憲法裁判所は10日午前、朴大統領の罷免を裁判官8人の全員一致で決定した。憲法裁は、親友の崔順実(チェ・スンシル)被告らに機密文書を流出させた点、チェ氏の私益追求に関与した点、誠実に検察などの捜査に応じなかった点などを挙げながら重大な憲法違反だと指摘し、「裁判官全員一致で大統領 朴槿恵を罷免する」と言い渡した。


憲法裁が罷免を決定したため、朴大統領は青瓦台の官邸を離れ、ソウル・三成洞の私邸に移動するとみられる。罷免された朴大統領は、「前職大統領の礼遇に関する法律」で確保されている待遇を受けられない。今後5年間公職に就けず、赦免の対象にもならない。また、現職大統領の刑事上の不訴追特権がなくなるため、崔氏と関連する検察の捜査も避けられないとみられる。


朴大統領の罷免で、韓国政界は早期大統領選挙モードに突入する。韓国の憲法上では大統領に欠位の事由が発生したら、60日以内に選挙を行わなければならないと規定している。選挙日50日前には公告しなければならないため、選択可能な日は4月29日〜5月9日の間。政界では、“60日以内”の最終日である5月9日が確実視されている。


THE FACT|イ・チョルヒョン記者

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