キム・ジェジュン(JYJ)の除隊後初となる日本ツアー「2017 KIM JAE JOONG ASIA TOUR in JAPAN ‘The REBIRTH of J’」が2月7日、神奈川県・横浜アリーナにてスタートした。


割れんばかりの拍手と歓声のなか、メインステージ上段からせり上がりで登場したジェジュンは「One Kiss」の日本語バージョンでスタート。そして最初のMCでは「皆さん、こんにちは!元気でしたか? ほんとに久しぶりですね。ちょうど2年かな? なんか変な感じですね」と久々の日本公演に感慨深げ。「まだ完璧に社会人になってなくて。正直、2年間ほぼ日本語使ってないから、頭の中の単語が2000語ぐらいなくなっちゃった」などと語り、ファンを一瞬ドッキリさせたが、その後も口はなめらか。「ジェジェンかっこいいとかみんな言ってくれるからちょっとそうかなと思っちゃうんですけど、今は恥かしいですね。まだ慣れてないのかな。3日間、和食とか、食べたい物全部食べちゃって、3日後にライブだと普通食事管理とかトレーニングとかするじゃないですか、でもまったくせずに食べたいもの食べて…」「2年前はジェジュンがブタになっても好きだからね、と言ってくれたけど、今はブタになったら逃げちゃうんじゃな?と思っちゃう」など、たわいない率直な言葉の一言一言がその都度ファンをきゅんきゅんさせ、「俺めっちゃ緊張してるわ~」とじょう舌の裏には緊張があることも告白すると、さらにファンの胸を熱くしていた。


さらにステージ上で生着替えをしてきれいな上半身を見せた後は「Luvholic」で観客とともにタオルを振り回し、「Kiss B」へ。その後のMCでは「ジェジュンさんだぞ!」とギャグで笑いを誘うなど、ライブと楽しいトークをたっぷり披露してくれたジェジュン。「除隊後の活動について、いろいろ考えたが、ドラマなどでなく、直接ファンの皆さんに会うライブに決めた」と言い、ファンへの愛情と感謝の気持ちを吐露。また「もっと時間があったら、日本語バージョンにしてもっとたくさんの曲を歌いたかった」とも語ったが、「Good Morning night」「Just Another Girl」を日本語バージョンで披露するなど、韓国でのライブとは違った演出で日本のファンを楽しませた。



ダブルアンコールまで3時間余りにわたる初日のライブは感動の嵐の中幕を下ろしたが、この日、2月25日・26日にさいたまスーパーアリーナで追加公演が開催されることも発表された。


2016年12月30日に除隊してわずか1カ月余りで、ファンの前に早くもその姿をライブという形で見せてくれたジェジュン。ファンに優しく語りかける姿勢は入隊前と変わっていない。「日本語忘れた」と言いながらも、むしろじょう舌になったようだ。堪能な日本語でファンに語りかけ、ファンの声に耳を傾ける姿に、ファンに話したいことが山ほどある、という気持ちが伝わってきた。ライブパフォーマンスとともに完全復活を印象付け、あらためてファンの心をがっちりとらえたライブだった。


THE FACT JAPAN|野﨑友子



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