超新星のリーダー・ユナクが8月28日、東阪名をめぐるライブハウスツアー『ユナク from 超新星 New Album「REAL」発売記念ライブ』ファイナル公演を赤坂BLITZにて開催。ハンドスタイルでのステージで、6 月にリリースした2ndソロアルバム『REAL』の楽曲をはじめ、J-POPのカバー曲などをも披露し、超新星のステージとは違った魅力を見せた。


バンドメンバーとともにステージに登場したユナクの「東京!Are you ready?ファイナル盛り上がって行くぜー!」との掛け声を皮切りに、アルバム『REAL』収録曲、ロックナンバーの「Everyday Everynight」からスタート。続く「Come on !!!」ではセクシーなパフォーマンスを披露。「みんなクレイジーになる準備はいいですか?」とさらにあおり、ファンと一緒に踊れる曲「All about you」「Because of you」でさらに盛り上げた。


また、雰囲気を変えバラードに。「自分の曲だけど何度聴いても、何度歌っても切なくなる。昔、大切な人を失った時の気持ちに戻る曲」と語る、映画『マクベス』日本版テーマソング「Eternal Star~君のために~」を歌い上げ、さらに玉置浩二の「メロディー」も披露した。







黒いTシャツに衣装チェンジして再びステージに登場したユナクは「みなさんから愛をもらったから、今度は僕がみなさんに告白したい」と「ラブラブ」をアコースティックギターのみの演奏で歌い、ファンへの愛を表現。ところが「まだ愛が足りなかったら“足りない”って言って!」と投げかけると、会場からは「足りなーい!」の大合唱が。ユナクは「さすが、君たちはドS!!」とうれしそうに微笑み、続けて「君なしでは...」を歌い、さらなる愛を届けた。


MCでは、ユナク自らがメンバー選出したバンド“Crush On Pink”とトーク。ユナクの両サイドで演奏するベース担当のリーダー・ミチタローと、ギターのツッチーからは、「この角度から見るユナクが本当にかっこよくて、きゅんとする」と言われ、照れまくるユナク。そしてギターのガクとはモノマネ対決。ガクの“ラジオver.の「桜坂」を歌う福山雅治”に、ユナクは“福山雅治が歌うきゃりーぱみゅぱみゅの「にんじゃりばんばん」”というハイレベルなモノマネで対抗し、爆笑をさらった。ドラムのヒデヒロも負けじとドラムだけで「サザエさん」のテーマソングを披露、キーボードのタツヤも“似てないビートたけし”モノマネで会場に笑いを。ユナクとバンドメンバーのいい関係がうかがえる一幕となった。


ここでユナクから予定にはなかったスペシャルなプレゼントが。人生を変えた出会いだったというミュージカル『RENT』から、「One Song Glory」を歌ってくれることに。ユナクが「このミュージカルでバンドの魅力にはまり、この曲で歌い方が変わった」という「One Song Glory」は、一回きりの人生に名曲を遺したいという願いを歌う曲。15km走りながら歌ったり、暗い部屋で1本のロウソクの明かりを見て泣きながら歌ったり、演出家にボールを投げつけられ「このボールに怒りを込めて投げ返しながら歌ってみろ」と指導されたり…これまでにない特訓をしたというユナクは、その成果を存分に発揮し、見事な表現力で歌い上げた。


さらに、ユナクが「One Song Glory」だと思う曲、映画『ONCE ダブリンの街角で』で主人公2人が歌う「Falling slowly」、RADIOHEADの「Creep」、ONE OK ROCKの「Wherever you are」なども披露。「作詞も作曲ももっともっと勉強して、“ユナク、いい曲を作ったね”と言われるその日までアーティストを続けたい」との思いも吐露した。



ラストは、1stソロアルバム『STARTING OVER』から「キミのすべてを愛していたよ」などのメドレーや、『REAL』から「スリル☆クエスチョン」「⑱ありがとうfriday night⑱」などノリのいい曲で会場一体に。そして、アンコールでは、兵役の入隊前に「皆さんともう一度会いたいという気持ちを込めて作った」という曲「Again」を熱唱し、感極まって涙があふれるという場面も。最後にあらため「歌手として、超新星ユナクとして、またみんなと会えるように。これからも頑張るユナク!」と笑顔で約束。初ソロツアーは幕を下ろした。


THE FACT JAPAN|野崎友子



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