写真提供:Tree J Company


俳優チャン・グンソクが演出を務めた映画「偉大な遺産」が、第20回富川国際ファンタスティック映画祭(Bigfan)の短編傑作選部門の上映作に選ばれた。


漢陽大学校大学院に在学中であるチャン・グンソクが昨年学生たちとともに制作した「偉大な遺産」は、通帳だけを残し意識不明となった父親と、その通帳に執着する無情な息子の物語を描いた作品。チャン・グンソクの演出力が際立つ作品だけに、観客らの反応や評価に注目が集まる。
特に、この映画が上映されるファンタスティック・短編傑作選部門は、その内容が新鮮で想像力豊かな作品たちで毎回観客らの熱い関心を寄せているだけに、監督としてのチャン・グンソクの新しい魅力に出会えると期待される。


今作についてチャン・グンソクは、「私たちは皆、父の愛を感じずに生きている。しかし、今時代の父親たちは、ただ自分の愛をうまく表現できないだけだと思う。だから私たちに父は、とても遠くいる存在のように感じる。そのため、おそらく私たちは、一生父の名前を一回も呼べずに生きているかもしれない」と演出の弁を語った。


チャン・グンソクの演出作はこれが初めてではない。彼は2012年に、脚本・監督・編集・主演の4役をこなした映画「それでもこんな人生良いと思う?(仮)」で、アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア」(SSFF&ASIA)で特別賞を受賞し、大きな話題を集めた。


“監督”チャン・グンソクの映画「偉大な遺産」が上映される第20回富川国際ファンタスティック映画祭は、7月21日から31日まで開催される。


THE FACT JAPAN


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