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昨年10月末にクランクアップとなった映画「アガシ(原題)」(制作:モホフィルム、ヨンフィルム、配給:CJ E&M)が、6月に韓国で公開することが決定し、メインキャスト4人の姿を捉えた10枚のスチールカットを12日公開した。


映画「オールド・ボーイ」などで日本でもお馴染みのパク・チャヌク監督が、ハリウッド進出作「イノセント・ガーデン」以来3年ぶりとなる新作で、「渇き」以来には7年ぶりとなる韓国映画の復帰作である本作は、キム・ミニ、ハ・ジョンウ、チョ・ジヌン、キム・ヘスク、ムン・ソリという実力派男女優と、新人のキム・テリが破格的な熱演を繰り広げることで、注目を集めている。
主なロケ地としては、三重県の桑名市、江原道の平倉郡、忠清北道の槐山郡、全羅南道の高興郡、慶尚南道の陜川郡、京畿道の坡州市にあるオープンセットなど、日本と韓国各地を行き来しながら撮影された。


サラ・ウォーターズの小説「荊の城(原題:Fingersmith)」(02)を原作とした「アガシ」は、1930年代の韓国と日本を舞台にし、莫大な遺産を相続することになった貴族のアガシ(お嬢さま。キム・ミニ)と、彼女の財産を狙う泊作(ハ・ジョンウ)、その泊作に雇われ取引を提案された下女(キム・テリ)、そしてアガシの後見人(チョ・ジヌン)をめぐる物語を描いた作品。
この日公開されたスチールカットでは、主要登場人物らのキャラクターが持つ性格を現すビジュアルを収めており、映画に対する期待を高めた。


「アガシ」は今年2月に開幕された「2016年ヨーロピアン・フィルム・マーケット(ベルリン国際映画祭)」で、完成版ではない7分間のハイライト映像を公開し、116カ国に配給契約を締結する快挙を達成した。韓国映画が正式公開を控えてこのような大規模契約を結んだのは、ポン・ジュノ監督の「スノーピアサー」(13)以来「アガシ」が2度目となる。


THE FACT JAPAN



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