30日午後、仁川(インチョン)国際空港に現れたエイミー。|イ・ドクイン記者


タレントのエイミー(33、本名:イ・ユンジ)が韓国を去った。強制出国命令処分を受けたエイミーは、自分のSNS上のプロフィールに「皆さよなら」という挨拶だけを残したまま、12月30日にアメリカに出国した。精神刺激薬の一種のプロポフォール投薬から出国命令処分まで、激しかったエイミーの4年間の話をまとめてみた。


▲2012年、ことのはじまり
エイミーの不名誉な強制出国の始まりは、過去2012年にさかのぼる。その年の10月にエイミーは、ソウル・江南区のあるネイルショップで、使い捨ての注射器を利用し精神刺激薬であるプロポフォールを投薬した容疑で拘束起訴された。


裁判所はエイミーに懲役8ヶ月に執行猶予2年を宣告した。また、40時間の社会奉仕と24時間の薬物治療受講も命じた。この時、米国国籍のエイミーは、国内滞在について審査を受けた。外国人が執行猶予以上の刑を受ける場合、出入国管理事務所の審査を受けなければならない。
当時エイミーは、国内法を再度違反すると、強制的に出国されても異議を申し立てないという内容の法令遵守の誓約書を二度も作成し、国内滞在の許可をもらった。

エイミーは執行猶予期間中に、精神刺激薬の一種であるゾルピデムを投薬して、出国を命じられた。|ぺ・ジョンハン記者


▲2014年、執行猶予期間中にまた覚せい剤を服用!
「執行猶予が終わるまで静かに自粛する」
この言葉は守れなかった。執行猶予期間中に自粛するとしたエイミーは、執行猶予中に再び在宅起訴された。2013年、ソウル西部保護観察所で出会ったクォン某氏にゾルピデム85錠をもらい、このうち15錠を服用した疑いを受けたからだ。裁判所はエイミーに罰金500万ウォンと追徴金1万8060ウォンを宣告した。


▲2015年、強制出国命令
罰金刑が確定した後、今年4月、ソウル出入国管理事務所はエイミーに出国命令処分を下した。エイミーは出国命令処分が不当だとして、ソウル行政裁判所に取消訴訟を提起したが、棄却された。彼女は去る6月、裁判所に控訴状を提出。先月4日に行われた最初の弁論期日には直接法廷に立つこともあった。


弁論期日でエイミーは「家族も友達もない米国で住むことはつらい。家族と一緒に暮らしながら祖父の最期も見届けたい」と減刑を訴えた。しかし、ソウル高等法院は先月25日、出国命令処分取り消し訴訟の控訴審で1審のように原告敗訴の判決を下した。


はつらつな魅力で愛されたタレントのエイミー。|ムン・ビョンヒ記者


▲2015年12月30日、エイミー出国
30日午後、エイミーが仁川国際空港を通じて米国ロサンゼルスに出国した。厚いショールで顔を半分隠したまま空港に到着したエイミーは、重い表情で脚を運んだ。エイミーは、マスコミとのインタビューで、「韓国にまた戻ってくることができれば、すべての努力を続ける計画だ」と心境を明らかにした。しかし、エイミーが自分の望みどおり韓国の地を再び踏むことができるかは未知数だ。


THE FACT|イ・ジェジン記者


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