「第36回青龍映画賞」が開かれた。|「青龍映画賞」の放送キャプチャ


韓国映画界のお祭り、第36回青龍映画賞が26日に開かれた中、様々な作品が受賞しその喜びを映画ファンと分かち合った。主要部門の候補者が過半数以上参加しなかった大鐘賞映画祭とは異なって、視聴者も参席者も大きく盛り上がった雰囲気だった。


今年の青龍映画賞は、映画「思悼(サド)」と「暗殺」の二つ巴の戦いだった。大鐘賞で映画「国際市場で逢いましょう」が10部門のトロフィーを獲得したのとは大きく異なる結果。
昨年「ハンゴンジュ」のチョン・ウヒに主演賞のトロフィーを与えた青龍映画賞は、今年も誰一人予測できなかった「誠実な国のアリス」のイ・ジョンヒョンを主演女優賞に選び、映画ファンと関係者に深い印象を残した。


今回の授賞式は、最優秀作品賞をはじめ、監督賞、主演男優賞、主演女優賞、助演男優賞、助演女優賞、新人男優賞、新人女優賞など18部門で行われた。千万観客動員映画「ベテラン」と「暗殺」から自主映画「マドンナ」「巨人」「誠実な国のアリス」など多様な作品がノミネートされた。


韓国映画界のお祭り、第36回青龍映画賞|「青龍映画賞」の放送キャプチャ


最優秀作品は、今年の最初の千万映画を記録した「暗殺」が受賞した。11部門にノミネートされた「暗殺」は衣装賞を含めて2つのトロフィーの獲得にとどまったが、最優秀作品賞で最高の栄誉に輝いた。「暗殺」を演出したチェ・ドンフン監督は「バスも通らなかったド田舎で生まれて、青龍映画賞のトロフィーまでもらってしまって、本当に出世した気持ちだ」と受賞の喜びを明らかにした。


映画祭の花である主演女優賞はサプライズそのものだった。自主映画「誠実な国のアリス」のイ・ジョンヒョンが、「チャイナタウン」のキム・ヘス、「無頼漢 渇いた罪」のチョン・ドヨン、「暗殺」のチョン・ジヒョン、「ビューティーインサイド」のハン・ヒョジュなどそうそうたる候補を追い抜いて“今年の女優”になった。動員観客数や俳優の認知度などの表面的な成績表より、映画の作品性と挑戦的な試みに価値を置くという意味で、より一層意味が深かったという評価だ。


主演男優賞には、「思悼」と「ベテラン」で大活躍した俳優ユ・アインが選ばれた。ユ・アインにトロフィーを抱かせた「思悼」は、今回の授賞式で最多部門受賞(4冠)というを光栄を同時に手にした。一方、大鐘賞映画祭で10冠を記録した「国際市場で逢いましょう」は、韓国映画最多観客賞、美術賞、助演男優賞まで3冠にとどまった。


THE FACT|キム・ギョンミン記者


  • (1/20)
  • Editor’s Choice
  • TOP10
  • Keyword News
  • FAN N STAR TOP10