韓国内外のスターたちが大挙参加した「2015ソウルドラマアワード」が10日午後、ソウルMBC文化広場で開かれた。｜イ・セロム記者

今年で第10回目を迎えた「2015ソウルドラマアワード」は、まさに「スターたちの祭り」だった。アジアを代表するスターたちが皆集まって授賞式の夜を華やかに飾った中で、今年の大賞はは人類愛を描いたドイツのドラマ「Naked Among Wolves」が選ばれた。

韓国内外のスターたちが大挙参加した「2015ソウルドラマアワード」が10日午後、ソウルMBC文化広場で開かれた。ソウルドラマアワードは、韓国放送協会と社団法人「ソウルドラマアワード」組織委員会が主催する授賞式。2006年からスタートし、過去10年間で合計70カ国1777本の作品が出品された。今年は48カ国212本の作品が熾烈な競争を繰り広げた。

「2015ソウルドラマアワード」レッドカーペットを輝かせたスターたち。｜イ・セロム記者

同式には韓国有名俳優たちだけでなく、国外のスターらも大挙参加した。イ・ヨンエとイ・ミンホをはじめ、イ・ジュンギ、ファン・ジョンウム、テヨン（少女時代）、スヒョン、チェ・ブラム、チョン・ボソク、パク・ヒョンシク（ZE:A）、ヨ・ジング、ソ・イングクなどが出席し、国外のスターとしては日本俳優のオダギリジョーと小林薫、中国俳優の鐘漢良（ウォレス・チョン）、台湾のチェン・ボーリンなどが参加して祝祭の夜を華やかに飾った。

授賞式の“花”である大賞は短編、ミニシリーズ、長編部門の出品作品の中で芸術性、独創性、大衆性が最も優れた作品を選定した。今年の大賞は1943年ブヘンバルト収容所で起きた実際の事件をモチーフに作られた、ドイツの短編「ネイキッド・オモン・オルブス」（Naked Among Wolves）が選ばれた。
妊娠した夫人を置いて収容所に連れていかれた主人公が、収容所に入ってきた少年を守るために努力する姿を描いた作品で、戦争、非人間性、暴力、犠牲、裏切り、人類愛などを完璧に再現したという評価を受けた。

「2015ソウルドラマアワード」受賞者として舞台に上がった少女時代のテヨン。｜イ・セロム記者

男女演技賞を受賞した女優ファン・ジョンウム（左）と俳優イ・ジュンギ。｜イ・セロム記者

一方、第10回「2015ソウルドラマアワード」は10日午後11時15分からMBCと中国ストリーミングサービス「マンゴーTV」を通じて放送された。

以下は、ソウルドラマアワード2015受賞（作）リスト
▲韓流ドラマ作品賞 優秀作品賞=「朝鮮ガンマン」
▲韓流ドラマ作品賞 最優秀作品賞=「ピノキオ」
▲韓流ドラマ主題歌賞=少女時代のテヨン
▲韓流ドラマ主演男優賞=イ・ジュンギ（朝鮮ガンマン）
▲韓流ドラマ主演女優賞=ファン・ジョンウム（キルミーヒールミー）
▲招請作=「深夜食堂」シーズン3
▲マンゴーTV人気賞=イ・ミンホ、チュ・ジャヒョン、The One
▲10周年韓流功労賞=イ・ビョンフンプロデューサー、イ・ヨンエ、イ・ミンホ
▲アジアスター大賞=オダギリジョー、チェン・ボーリンなど
▲ニュートレンド賞=スヒョン、マイロ・ヴィンティミリア
▲男女演技賞=シモーナ・スターソバ、エンギン・アキュレック
▲最優秀作品賞=「The Good Sister」「未生」「オープン・ユア・アイズ」
▲大賞=「ネイキッド・オモン・オルブス」（Naked among wolves、ドイツ）

THE FACT｜ソン・ジヨン記者