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レトロ+バンド=Wonder Girls「REBOOT」


Wonder Girlsが帰ってきた。5人組から4人組でグループを再編し、バンドという要素を結合した破格的なカムバック。約3年ぶりの復帰に相応しい華麗な登場だ。
今回のアルバムが発表されるまで、Wonder Girlsにはさまざまな苦労があった。2007年に発表した『Tell me』は大きなシンドロームを巻き起こし、以来『So Hot』『Nobody』などを発表しながらガールズグループとしての頂点をとった。

 

最近Wonder Girlsから脱退を発表したソネ(左)とソヒ。Wonder Grilsには元メンバーのソンミが復帰。4人組で活動することになった。|THE FACT DB

 

しかし、デビューしたばかりの時にヒョナ(現4Minute)が脱退し、ユビンが合流。09年アメリカへ進出を宣言したあと、翌年ソンミが大学進学のために脱退した。11年に発表した2ndアルバム「Wonder World」を発表したあと、グループはしばらく空白期に入り、13年にリーダーのソネが結婚を電撃発表した。以来Wonder Girlsには“グループ解散”という説までが浮上。残りのメンバーは個別活動に専念。ついにカムバックの便りが伝えられた際、ソネとソヒが脱退することになり、一部からは悲観的な声も寄せられた。
ところが、今回その蓋を開けると、そういう懸念の視線は一気に変わってきた。「REBOOT」に対する反応は、実に爆発的。音源が配信されてすぐ、韓国の主要音源チャートのリアルタイムランキングで首位を記録し、あのWonder Girlsが“本当に”帰ってきたことを実感させた。

 

 

 

8月3日に行われたカムバックショーケースで、メンバーたちは今作を自分たちの活動においてターニングポイントになると確信した。
イェウンは、「今回のアルバムはメンバーみんなが積極的に参加した。タイトル曲『I Feel You』を除いて、すべての収録曲にメンバーらが作詞作曲を務めたので、そういう意味でWonder Girlsの新しいスタートと言っても過言ではない」と強調した。


このアルバムからグループに復帰することになったソンミも、「バンドに変身することで不安はあった。ファンのみなさんが好きだったWonder Girlsは、キッチな音楽とダンスをみせるグループだから。でもみなさんが「REBOOT」に馴染まないとしても、後悔はしないと思った。このアルバムを準備しながら、メンバーたちは初めて自分の話と感性を解きほぐすことができた」と満足感を表した。


「REBOOT」1980年代をテーマにした。タイトル曲『I Feel You』からヒントを得て作られた収録曲達は、アルバム全体の完成度を高めた。これに破格的なハイカッティングの水着を衣装に、期待を超えるメンバーたちの楽器演奏の腕前は、アルバムを“見て聴く”楽しさを与えてくれる。

 

「REBOOT」のトラックリスト。|© JYP ENTERTAINMENT

 

前作『2 Different Tears』や『Like This』に比べ、「REBOOT」ではメンバーたちの成長が肌で感じられる。単純な自作曲の数が増えたり、バンドに挑戦したことだけでは説明が難しい成長ぶりをみせた。
「REBOOT」でWonder Girlsには第2の全盛期が到来するのだろうか。その答えは、すでに出ているようだ。


THE FACT|チョン・ジニョン記者
 

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