25日、東京・有明コロシアムで開催された韓国の総合格闘技大会「ROAD FC 024 IN JAPAN」で、福田力(写真)がTKO勝でミドル級王座に就いた。


25日、東京・有明コロシアムで開催された韓国の総合格闘技大会「ROAD FC 024 IN JAPAN」で、福田力がTKO勝でミドル級王座に就いた。注目の試合チェ・ホンマンの復帰戦はホンマンのKO敗で終わった。


最も観客の関心が高かったチェ・ホンマンとカルロス・トヨタの対戦は、トヨタの豪快なパッチで試合開始90秒で終わった。218cmの身長でK-1などを舞台で大活躍したホンマンにとっては5年7カ月ぶりの復帰戦となり、韓国はもちろん日本の格闘技ファンにも注目を集めたが、1Rの最初の向き合いでトヨタの右フックが顔面に灼熱。そのまま倒れ、衝撃のKO敗が決まった。


チェ・ホンマンとカルロス・トヨタの対戦は、トヨタの豪快なパッチで試合開始90秒で終わった。


チェ・ホンマンとカルロス・トヨタの対戦は、トヨタの豪快なパッチで試合開始90秒で終わった。


トヨタは、「ものすごく強い相手と試合が決まったので、勝てるかどうか分からなかった」とし「歳も43歳だが、でもまだ試合をやる」と気持ちよく大勝利を叫んだ。
試合後の記者会見に出席したホンマンは、「敗北は潔く認める」とし、「日本に来て良くない記事に接して、あまりにも敏感に受け止めたようだ。二日間、睡眠もしっかりできなくて、コンディション調節にも失敗した。練習の通りに闘うことができなくて悔しい」と敗戦について語った。


試合後の記者会見に出席したホンマン


彼が語った“良くないこと”は、復帰前の二日前に韓国のメディアが報じた記事。ソウル・広津警察署が2013年から昨年まで、知人に借りた1億ウォン以上を返済しなかったとして彼の事件を検察に起訴意見で送致したという内容だった。ホンマンは記事に接した後、大きなストレスを受けて、食事もまともにできなかったという。


RFCミドル級王座決定戦では、福田力がチョン・オジンを相手に試合開始2分52秒だけでTKO勝利を収めた。チョン・オジンも反撃を狙ったが、福田のパワフルな力と技術に圧倒され、レフェリーの試合ストップを宣告された。


RFCミドル級王座決定戦では、福田力がチョン・オジンを相手に試合開始2分52秒だけでTKO勝利を収めた。



RFCミドル級王座決定戦では、福田力がチョン・オジンを相手に試合開始2分52秒だけでTKO勝利を収めた。


福田は「自分の力だけでは取れなかった。たくさんの人に支えられたことを感謝する」とし、「結果は勝ちだが、実力差はそんなにない。紙一重の勝負だったが、今日は自分の日だった」と謙遜な姿勢を見せた。また、「大山駿護先輩に劣らないチャンピオンになりたい。もう僕の夢の舞台はUFCではなくROAD FCだ。誰とでも戦っていく」と新しいチャンピオンに就いた感想を語った。


同日、観客の大きな拍手が沸き起こったのは第2試合のしなしさとこVSイ・イェジの対戦だった。“総合格闘技の女王”というニックネームが付いているしなしは日本のトップ女性ファイター。それに比べ相手は、総合格闘技を始めたばかりの高校1年生イ・イェジだった。


観客の大きな拍手が沸き起こったのは第2試合のしなしさとこVSイ・イェジの対戦。結果はしなしのTKO勝


結果はしなしのTKO勝。37戦33勝2引き分け2敗の華麗な戦績を誇るしなしは試合開始から派手なグラウンド技術を駆使し、イェジか窮地に追い込んだ。しかし、イェジは練習期間1ヶ月とは思えない速やかな動きと折れない闘志で最後の最後まで粘り、最終ラウンドに立つことに成功し、観客に大きな印象を残した。試合終了7秒を残した第2ラウンド4分53秒、しなしによる強力なグラウンド技術でマウントポジションを奪われたイェジに、レフェリーの試合ストップが下された。


しなしは「思った以上に器用で反応が良く、ビックリした。これから凄く強くなると思う」とイェジの戦いぶりを褒めた。さらに「次は韓国で戦いたい。45kgのベルトを作っていただきたい」と勝者らしい所感を伝えた。
 

観客の大きな拍手が沸き起こったのは第2試合のしなしさとこVSイ・イェジの対戦。結果はしなしのTKO勝


THE FACT JAPAN


 

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