「SUPER SHOW6」のアンコール公演が11日~12日の両日間、ソウルオリンピック公園・体操競技場にて開催された。|© S.M. Entertainment

 

「SUPER SHOW」はコンサート界のブロックバスター
アクションから笑いまで、すべてがあった。まるで1本の映画を見ているかのように鑑賞していると、3時間30分という時間はあっという間に過ぎた。やはり10年歴のアイドルである彼らのフォースは、わけが違った。


12日、グループSUPER JUNIORの「SUPER SHOW6」のアンコールコンサートが開かれるソウルオリンピック公園・体操競技場を訪れた。公演まで約20分を控えて、世界各国から集まったファンらが急いで足を運んでいた。


特に目立ったのは観客らの年齢代。小学生に見える子どもたちから40~50代の中年層まで、もしこれがSUPER JUNIORの公演ではないとしたら、この日の公演がどのアーティストの公演なのかしばらく考えるくらい、多彩な年齢構成だった。


いよいよ幕が上がり熱気が加わると、なぜこんなに多様な年代のファンが集まったのかがわかった。アクションから笑、ヒューマン、メロまで、さまざまなジャンルが混合された公演は、老若男女誰もが満足できるものだった。大概のアイドルグループの公演が10~20代の若者たちをターゲットにしたことに対し、SUPER JUNIORは家族できても遜色がないくらい終始愉快だった。


「SUPER SHOW6」の多彩なステージ。|© S.M. Entertainment

 

公演が終わり、地下鉄に乗って帰っているところ、車内で一緒にSUPER JUNIORの公演をみて帰宅するある親子に会った。お母さんはMBCバラエティ「ラジオスター」で活躍中のメンバー・キュヒョンのことを話し、娘さんはコンサートがあまりにも短かったと「次回からは5時間はやってほしい」と寂しい気持ちを表した。10年という時間の間に、SUPER JUNIORが芸能界で築いてきたのは、このような瞬間でも感じられるものだった。


特に、この日の公演が意味深かったのは、すでに兵役中であるソンミンとシンドンに続き、ドンヘ、ウニョク、シウォンが次々と入隊を控えているからだ。メンバーは、これから約2年から3年くらいは「SUPER SHOW」が開けないと寂しがっていた。


2008年から始まった「SUPER SHOW」は、多彩な音楽とパフォーマンス、洗練されたステージマナー、そしてSUPER JUNIORだからこそできる、斬新でコミックな試みがあり、毎回公演が開かれるたびに、世界のファンから大きな関心と愛を受けてきた。これまでの7年間、世界の各国を周りながら120公演を行い、累積観客数は180万人に達する。これくらいになれば、コンサート界の“アベンジャーズ”とも言える。


「みなさんと一緒にした時間がもっとも記憶に残る瞬間です」|© S.M. Entertainment

 

「SUPER SHOW」の始まりから今までをすべて参加したシウォンは、「誰かが僕に、人生の中でもっとも記憶に残る瞬間がいつなのかと聞いてきたら、僕はみなさんとともにした時間だと言います。もう一度感謝の気持ちが感じられる良い機会でした。本当にありがとうございます。この寂しさを忘れないで、もう一度会いましょう」と心情を語った。
キュヒョンとイトゥクは涙をこぼし、普段泣かないヒチョルまでも涙をみせた。


アンコールステージでは、『君から(From U)』と『Alright』が披露。メンバーたちの声は感激でふるえ、ファンらは一つになって9人のメンバーらを応援しながら最後を迎えた。
当分「SUPER SHOW」に会えることは難しくなるが、涙と喜び、笑いと感動が共存したこの日の公演は、しばらくの別れから来る寂しさをなだめるに十分だった。


THE FACT|チョン・ジニョン記者
 

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