JYJは3人とも86年生まれ。まだ入隊が決まっていないメンバーはジュンスのみ。


日本のK-POPブーム第一期を形成した86年生まれのアイドルが今年続々と入隊し、ファンの寂しさを誘っている。


JYJジェジュンが3月31日に入隊(入隊時29歳)、SS501のキム・ヒョンジュン(入隊時28歳)が5月12日に入隊。まだ兵役に就いていないメンバーの入隊日時も頻繁に話題になってきた。そして最近、SS501パク・ジョンミンが7月2日(入隊時28歳)、東方神起ユンホが7月21日(入隊時29歳)、JYJユチョンが8月27日(入隊時29歳)に入隊続々と正式発表され、早くも今後についてファンは心配を始めている。


韓国の兵役は、原則19歳から28歳(事情があればさらに6カ月延長が認められる)の間に入隊、約2年間務めて除隊となる。約2年というのは、現役兵や公益勤務など配属によって異なるため。現役だと1年9カ月と一番短い。先日、若くして兵役に就く子役出身俳優の話をしたが、逆にアイドルたちは兵役をできるだけ先延ばししたいと思っている。


東方神起のユンホの入隊が決まった。


個人で活動し、30代、40代でもバリバリ活躍できる可能性がある俳優に比べ、そもそも“アイドル”という立ち位置ではおおむね20代までの活躍が一般的だ。アイドルのピーク寿命は数年という現状から、20代終盤になれば、それぞれが将来への道を模索しはじめ、俳優へ転向したり、音楽の才能が高ければプロデュースなどに進んだりして個人活動が中心になる。


そんななか、兵役でメンバーが欠けると、さらにグループ活動は困難になり、そのまま活動休止、消えてしまうことも少なくない。では、人気を保ったまま、兵役に就くことになった東方神起、JYJはどうなるのだろうか。


現在の東方神起は2人組で、残るチャンミンは88年生まれなので、入隊リミットには余裕があるが、伸ばせば伸ばすほど、へたをすると2人そろうのに4年を要する可能性もあり、来年入隊するとのうわさだ。一方、JYJは3人とも86年生まれなので、残るジュンスも、遠からず入隊すると思われるが、それでも3人がそろうには2年半以上はかかる。


3年後、4年後のアイドル勢力図は今からは予想がつかないが、そのころ彼らが復帰するとしたら普通のアイドル枠ではないことは間違いない。すでに、彼らは俳優、ミュージカル俳優、ソロ歌手など、個人での足場を固めてきた。除隊後は、おそらく個人活動が中心となることは間違いないとみられる。


すでにグループとしては活動を休止しているが、根強いファンを持っているSS501。


また、すでにグループとしては活動を休止しているが、根強いファンを持っているSS501も86年~87年生まれの5人組だが、キュジョンが12年7月に入隊し、すでに除隊。ヨンセン、ヒョンジュンは入隊中、そしてジョンミンが7月入隊、マンネ・ヒョンジュンが来春入隊を予定、ということでメンバーが欠ける期間は6年にもおよび、今後5人がそろうまでまだ3年はかかることになる。一部メンバーの不仲説はあるが、メンバーがグループへの愛着持っているのも確かだけに、ファンはグループの再活動を願っている。時間をかけて復帰があれば、それは拍手ものだ。


年長・長寿アイドルの先達「SHINHWA」のように、彼らが将来レジェンド的に復活するのか。それは、彼ら自身のグループ愛とモチベーション、何よりファンの支援の大きさにかかっている。3年後、それを見届けたい。


THE FACT JAPAN|野﨑友子

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