陸軍兵士のために、「Hugging Song」を歌ったIU。|提供 LOEN

 

[スポーツソウルドットコム|カン・スンフン記者] IU(アイユー)が、軍兵士たちの団結に役立てるため、ノーギャラで歌った『Hugging Song』が、著作権や保安などの理由で聴取禁止曲になる危機に遭ったが、関係者らの配慮で、今年6月から論山(ノンサン)訓練所にて放送されている。


陸軍の高位関係者は、9日、<スポーツソウルドットコム>との電話インタビューで、「今年の4月に、歌手のフィソンさんが編曲してくれた『Hugging Song』は、軍兵士たちの士気振作に役立てる目的で、彼と親交があるIU、K.Will、キム・ボムス、Mighty Mouth、Ailee、C-REALが歌った。しかし、音楽に対する著作権や保安問題が解決されず、収録をしているにも、放送可否は不透明な状況だった。恐らく陸軍の関係者、歌手、所属事務所からの協力がなかったら、放送は厳しくなったはずだ」と説明した。
この関係者は、「『Hugging Song』は、兵士たちが、入所大隊で同化教育を受ける際に聴くことができる。それ以外にも、陸軍の訓練所、例下連隊でも、朝、昼、夜にこの歌を聴いている」と伝えた。
また「陸軍訓練所で毎年排出する兵士は、12万人におよび、陸軍全体からみると、約42%を排出している。すでにIUの『Hugging Song』を聴いている兵士たちは、5万人を超えており、これから入所する兵士らも、この歌を聴くことになる。ただし、外部(民間)ではこの放送を聴くことができないため、陸軍の軍連所に入所する兵士のみがこの歌を知っている」と付けくわえた。


当初『Hugging Song』は、音源のみ収録されていると知られたが、音源以外にも、歌手たちが直接振り付けに参加して、兵士たちの目と耳を楽しませている。
兵士たちに『Hugging Song』の反応がよくなると、陸軍訓練所は、先月「Hugging Songコンテスト」を開催し、優勝した兵士には、部隊長からの表彰とともに4泊5日の褒章休暇も提供された。


陸軍訓練所のユ・チョルサン中領(二佐)は、「既存の『Hugging Song』もあったが、新世代の兵士たちの趣向には合わなかった。フィソンさんが編曲した新しい『Hugging Song』は、バラードだけでなく、R&B、ヒップ・ホップ、ラップバージョンなどのさまざまなジャンルで揃えていて、兵士たちからいい反応を得ている。『Hugging Song』のおかげで、兵士間の助け合う気持ちが強まり、戦友愛も高まって、部隊内でも肯定的に評価している」と説明した。


また、他の軍関係者は「フィソンさんも直接『Hugging Song』を歌った。ただ、彼は振り付けの映像には参加しなかった。中で人気があるものは、断然IUさんの映像だ」と付けくわえた。

 

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