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SHINeeが帰ってきた。“お姉さんはとてもきれい”と叫んだ少年ではないし、“Everybody、Wake Up!”と叫んだ強い戦士でもない。恋に落ちては音の色をみて星の味を感じられるようになった「Odd」な男が主人公だ。


タイトル曲『View』はメンバーのジョンヒョンが作詞を担当した。「誰もが初めてだろう。星の光の香りと味をみたのも、香りの重みを感じたのも、音の色と形をみたのも」という部分で感じられるように共感覚的な歌詞が際立つ。これに洗練かつ感覚的なサウンドとSHINeeのR&Bボーカルが調和を成した。SHINee特有のパワフルとはちっと違う豊かなサウンドがオーディエンスに新鮮さを与える。


デビュー7年目に発表した4thアルバムだけに、前作らとの連携性にも念を入れた。『Love Sick』の場合、デビュー曲『お姉さんはとてもきれい(Replay)』の後ストーリーを盛り込んだ楽曲だ。片思いのお姉さんとついに付き合うことになって、7年という時間が経っても相変わらず愛しているという甘い物語を収めた。
また、SHINeeのダークな声が引き立つ『Trigger』には、SHINeeのヒット曲の一つである『LUCIFER』を連想させる歌詞がある。


『An Ode To You』と『An Encore』『Farewell My Love』では、SHINeeのメンバーらの深みのある感情表現と成長した歌唱力が感じられる。『An Ode To You』のアコースティックなサウンドがSHINeeのボーカルを強調するなら、『An Encore』は豊富なスケールのサウンドが際立つ。
ジョンヒョンがメンバーたちの特性を考えて作ったという『Odd Eye』と、ミュージカルのワンシーンをみるような雰囲気にさせる『Woof Woof』は、SHINeeの新しい挑戦がうかがえる。

 

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『お姉さんはとてもきれい』や『酸素のような君』『Hello』のように、軽快な感じの曲が好きなリスナーには『Black Hole』と『Romance』が良い選択になれる。『Black Hole』はファンキーなフレンチハウスジャンルの楽曲で、宇宙のような世界の中、ブラックホールのような人に出会い、吸い込まれる過程を描く。『Romance』も偶然出会った人と恋に落ちて運命を感じるストーリーを収めている。


8番目のトラック『Alive』は、青い血管を視覚化した歌詞がSHINee特有の独創性を生かした。曲の雰囲気は反転に反転を重ね、曲が続く3分5秒に退屈なところがない。


SHINeeの4thフルアルバム「Odd」は、2013年10月に発表した「Everybody」以来、1年7ヶ月ぶりに発表した待望の新譜だ。毎回差別化された音楽とパフォーマンスで独歩的な色と実力を認められているSHINeeが、音楽の真髄を聴かせるさまざまなジャンルの11曲が収録されている。


THE FACT|チョン・ジニョン記者
 

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