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BIGBANGが3年ぶりに、ついに始動した。5月1日に第一弾プロジェクト「M」が解禁となり、新曲『LOSER』と『BAE BAE』を発表。「MADE SERIES」と名付けられ、今後、9月までに毎月1日に、新曲を順次発表し、アルバムとして完成させる予定だという。
先月末にはソウルを皮切りにワールドツアーをスタートさせ、アジア、米州など約15か国、70回の公演で140万人の観客を動員させる。
先日は久々に韓国の音楽番組に登場した彼らだったが、3年のブランクを感じさせないソウルフルなダンスパフォーマンスを見せつけてくれた。長い充電期間の経てのカムバック。圧倒的な存在力で唯一無二のBIGBANGの存在を再確認させられたショーだった。
韓流が去り久しい日本の音楽業界だが、彼らの影響力が今でもジワリと浸透しているのをご存じだろうか。
EXILEの弟分であるJ Soul BrothersのPVを一度、チェックしてみてほしい。カラフルで、ハードなファッションコーディネート、そして、激しくビートを刻むワイルドな音楽、でも前半ではほとんど踊らない。ダンスパフォーマンスユニットと知られているEXILEの弟分なのに、だ。踊ったところで、2PMやEXOに見えてしまうので、結局韓流には変わらない。
特にJ Soul Brothersの「RYUSEI」のPV(https://youtu.be/4-Gw0TAM6-Q)はBIGBANGの「TONIGHT」(https://youtu.be/8d5QEWdHchk)にソックリ。メインは車のシーンなのだが、車の上で叫び、車の上で女性と絡む……。興味がない人が見たら、一緒に見える作りとしか言いようがない。
一昔前は、韓国は日本のパクリばかりしていたといわれていたが(ポッキーを真似したペペロとか、かっぱえびせんを真似したセウカンとか)、今や、逆転の現象が見られるのだ。韓国のクオリティの高さが暗黙のうちに認められたとういうことだろう。しかし、日本としては決して表だって認めるわけにはいかない。それが日本のプライドというものなのだ。
THE FACT JAPAN|中西