© C-JeS Entertainement

 

JYJのメンバー・ジェジュン(29)が3月28日~29日の両日間、ソウルにある高麗大学校・化汀体育館にて、単独コンサート「2015 KIM JAE JOONG CONCERT IN SEOUL[The Beginning of The End]」を開催した。
今回の公演はチケット販売開始5分で全席が完売。以降ファンのリクエストで追加されたオーディオ席までが売り切れとなり、ジェジュンの絶大な人気を実感させた。


同31日の入隊を控えてラストコンサートを開いたジェジュンは、およそ2時間30分間に、1stアルバム「WWW」とミニアルバム「I」の収録曲やドラマの劇中歌(OST)。そして2曲の新曲ステージを披露した。公演場には韓国をはじめ、日本、中国、カナダ、ヨーロッパなどから駆けつけた世界各国のファンが集まり、ジェジュンが元気にいってくることを祈りながら最後のステージを見守った。

 

© C-JeS Entertainement

 

「I」のタイトル曲『MINE』でオープニングを飾ったジェジュンは、強烈なロックのカリスマを発散しながらステージを掌握した。


MCでジェジュンは「リハーサルに力を出しすぎたようです。ドラマが終わってから1日だけ休めました(苦笑)ずっと仕事が続いてこの1ヶ月間3日を休んで毎日お酒を飲んでました。考えごとが増えたら自然に飲みたくなって、そうして眠ると入隊する夢をみちゃうんです(笑)」と入隊を控えた率直な心境を語った。


こんな彼のコメントにすでに目を潤ませるファンもいたが、ジェジュンはあえて声をあげた。
「こんなにたくさんの方々に来ていただいてすごく感謝します。入隊前の最後のコンサートではありますが、悲しい気持ちでいてはいけません。きょうはそういう音楽よりは、楽しくて一緒に走られて踊られる明るい楽曲をたくさん用意しましたので、みなさんもぜひ楽しんでください」と元気を与えた。

 

© C-JeS Entertainement

 

ロックバラードの『Let The Rythm Flow』で再び場内が盛り上がり、『Rotten Love』『日差しの良い日』、みんなで一緒に熱唱した『Now Is Good』のステージなど、“アーティストのジェジュン”というタイトルを実感させる見事なステージが繰り広げられた。


次は歌手を夢見てきた幼年時代から現在にいたるまでの時間。俳優としても見事な成長ぶりをみせてきたジェジュンのこれまでが映像を通じて見られた。映像の終盤になると、ファンらは「キム・ジェジュン、キム・ジェジュン!」と連声し、場内は響き渡る歓声とともにジェジュンの美声が際立つ『All alone』のステージがはじまった。


サプライズもあった。ジェジュンは「入隊している間に、2枚目のアルバムが発売されます」と報告。ブリティッシュロックテイストの楽曲『Breathing』とファンキーな雰囲気の『Good Morning Night』2曲の新曲を公開した。
公演中にはジェジュンの楽屋と客席をつなげるトークタイムも用意。着替えのためにジェジュンが上着を脱いで彫刻のような美体が見られた瞬間、場内は悲鳴に包まれた。

 

© C-JeS Entertainement

 

客席を走り回りながら熱唱する『Modem Beat』のステージでは、この日一番の歓声が上がり、ファンとジェジュンがもっとも近くで共感する場面となった。
最後は1stアルバムのタイトル曲『Just Another Girl』を披露。ステージが終わると、ジェジュンの名前をさけぶアンコールのリクエストが続き、アンコール曲として『One Kiss』とドラマ「ボスを守れ」の劇中歌『守ってあげる』を熱唱した。


「これが最後ではありますが、もう泣きたくありません。今までみなさんと良い時間、思い出もたくさん作りました。僕はみなさんのおかげでここに居られるんです。少し遅れていく軍隊だけど、だからこそこの20代を充実に送ることができました。僕たちの友情と愛が深くなる時間でした」とファンへの想いを伝えたジェジュンは、最後に故キム・グァンソクの『三十の頃に』を歌いながらお別れの気持ちを語った。


「大変な時もありましたが、今は海外でも公演ができるようになりましたし、テレビにも少しずつ出られるようになりましたけれども、こういう時に入隊することになって惜しい気持ちはあります。だけど1年9ヶ月という時間はそう長く見えないです。みなさんのおかげで僕の心臓はもっと強くなりましたし、いつも愛してくださるみなさんに心から感謝します」とたくましい姿をみせた。
ファンはそんなジェジュンに「今までありがとう。これからもよろしく」「思い出より待っているこの時間がもっといい」「守ってあげる」など、用意したプラカードなどでジェジュンを応援した。

 

© C-JeS Entertainement

 

今まで築いてきた幸福感のためにもう涙はみせないというジェジュンの最後のあいさつは、元気にあふれた。
「入隊する訓練所に僕の友人が教官を勤めています。彼が“髪の毛は適当にしてきていいよ。ここきたら丸刈りにしてやるから”って言ってました(笑)」と笑いを誘いつつ、「軍隊にいたら、みなさんの愛がもっと恋しくなって、もっともっとありがたく思うはずです」と頭をさげ、熱い歓声を包まれながらステージをあとにした。


ジェジュンは明日(3月31日)に入隊。除隊日は2016年12月30日となる。


THE FACT JAPAN
 

  • (1/20)
  • Editor’s Choice
  • TOP10
  • Keyword News
  • FAN N STAR TOP10