映画「チャイナタウン」の製作報告会がソウルにあるCGV狎鴎亭で24日、行われた。写真は映画の主演を演じるキム・ヘス。|写真:キム・スルギ記者

 

女優キム・ヘス(44)が、主演映画「チャイナタウン」に対する深い愛着をみせた。


24日、ソウルにあるCGV狎鴎亭では、映画「チャイナタウン」(監督:ハン・ジュンヒ、製作:ポルックスピクチャーズ、配給:CGVアートハウス)の制作報告会が行われた。


会見でキム・ヘスは、「久しぶりに女性が主役を務めた映画が制作された」と切り出しながら、「最近は女性が主体になる作品が少ないし、役割に比重があるとしても男性を補助する機能的なキャラクターで終わるケースが多い。そういう意味で『チャイナタウン』のシナリオは、自分にとってすごくうれしいものだった」と出演を決めた理由を説明した。


続いて「今回の役は、挑戦するのに大きな勇気が必要だった。最善を尽くした作品だと思うし、最近は男中心の映画が多いけど、新しく誕生する女性主役の映画にも、映画ファンのみなさんに応援をお願いしたい」と声をあげた。


自分が演じるキャラクターについては「闇の世界に君臨する女ボス役を演じながら、さまざまな試みをやってみた」と述べた。彼女は、強い者だけが生き残るチャイナタウンの大母役のために、これまでみせてきたセクシーイメージをすべて捨てたという。髪の毛を白髪にしたり、そばかすだらけの顔にする破格的なメーキャップにも初めて挑戦した。


この特殊メイクについて彼女は、「“母”のキャラクターは演技するに難しい人物だったけど、とても魅力的だった。疲弊された人生をいきる女性を演出するためにそういう姿を選んだし、ボスだからって中途半端に男性を真似したくなかった。彼女の年齢さえわからないくらい、謎の人物を描きたいと考えた」と説明した。

 

「チャイナタウン」の主人公である母役のキム・ヘスと、イルヨン役のキム・ゴウン。

 

映画は、チャイナタウンの裏世界の実質的な支配者である(チャイナタウンの)母(キム・ヘス)と、生まれてすぐ地下鉄のコインロッカーに捨てられ、チャイナタウンの母に育てられた少女イルヨン(キム・ゴウン)の物語が中心になっている。
借金取りの仕事に携わるイルヨンが、債務者の息子を通じてこれまでの人生とは全く違う心温かい感情を味わうことになり、それをきっかけにチャイナタウンを離れようとするイルヨンと、彼女を止めようとする母の戦いを壮絶に描いていく。
4月韓国で公開予定。

 

 

 

THE FACT|ソン・ジヨン記者

 

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