警察が故シン・ヘチョルさんの死因を、S病院の医療過失として結論を出した。|写真:共同取材団

 

警察が故シン・ヘチョルさんの死因を、腸狭窄手術を執刀したS病院の医療過失として結論を出した。


事件を担当するソウル松坡警察署は、S病院の院長であるK氏に対して、業務上の過失致死容疑を適用。起訴意見で事件を検察に送致すると3日、明らかにした。


警察によると、K氏は昨年10月17日、故人の同意なく胃の縮小術を並行。この手術で小腸と心膜に穿孔が生じる結果となり、腹膜炎と敗血症を起こした。警察は「K氏が手術後の副作用を注意深く観察せず、適切な後続措置を行わなかった過失があった」と説明。
「K氏はシンさんが手術直後に激しい胸痛を訴えていると報告されたものの、胸部を撮影したレントゲンで見つかった縦隔動機腫と心膜機腫を、CO2ガスが上がって見られるものと間違えて判断した」と明らかにした。


シンさんは昨年10月17日、S病院のK院長に腸狭窄手術を受けた。翌日退院したシンさんは痛みを訴えながら再度病院を訪問。鎮痛剤のみを処方された。以来入退院を繰り返す中、同月22日の午前、シンさんは病室で倒れてしまい心停止を起こした。以後ソウル峨山病院に移され、腸内に発生した炎症を消去する手術を受けた。しかし意識不明は継続。27日午後8時19分、低酸素虚血性脳損傷で死亡した。
遺族はS病院の医療過失を主張。院長のK氏を告訴した。K氏は警察での取調べで容疑を否定していた。


THE FACT|キム・ギョンミン記者
 

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