チョンウの「喜怒哀楽」。俳優チョンウは、自分が感じる喜び、怒り、悲しみ、喜びなどの感情は俳優という職業から始まると語った。|チェ・ジンソク記者


チョンウ(34)が演じる人物は、いつも温かくて馴染みのあるキャラクタだった。さらに特有の自然な語り口と多彩な表情、真心を込めた眼差しは、人を泣かしたり笑わせたりする妙な魅力がある。それが、秀麗な容貌を持つわけでもなく、若い年齢でもないチョンウについて「演技派俳優」と呼ぶ理由になった。


大衆が彼に注目し始めたのは最近のことで、2001年にデビューした彼の無名時代は、2013年ドラマ「応答せよ1994」まで続けた。だからチョンウの喜怒哀楽という感情は、自分の職業である俳優のことから始まる。チョンウ自身は、私たちが彼を知らなかった時も、スターになった今でも俳優という職業を諦めたことがない。


チョンウの喜は、ソウル芸術大学映画科に合格した瞬間。当時チョンウはまるでトップスターになったかのように嬉しかったと語った。|チェ・ジンソク記者


「喜」
「ソウル芸術大学の映画科に合格したとき!私の人生で最も幸せだった瞬間を挙げたら、一番最初に思い浮かべる記憶です。釜山の“田舎もの”がソウルにある映画学校に行くということで、そのときは大いに興奮して喜びました。当時は学校に入ったら自動的に俳優になると思いました。俳優になる第一歩を踏み出しただけなのにね(笑)」


チョンウの怒り。肯定的なチョンウは怒りを頻繁に感じる方ではない。|チェ・ジンソク記者


「怒」
「腹立たしいことはたくさんありましたが...。かっとするときはありますが、怒りを出したことはあまりないようです。残念に思うことはありますね。僕のお袋が地方で一人暮らしをしてますが、息子の顔を見るために時々上京してくるんです。そのたびにものすごい量のキムチを持って来て、殆どのキムチが冷蔵庫で腐るんですね。本当にそれがもったいないです。すべての母親がそうですが、“お願いだからいい加減に持って来てください”とお願いしても絶対に言うとおりにしないんです(笑)。数年間説得して今は少量のキムチだけを持ってくるようになりましたが、またそれが悲しいですね。息子の顔色を伺うお袋の気持ちが分かるから。冷蔵庫でキムチが腐っても受け入れるべきだったと後悔中です」


チョンウの悲しみは、喜びと同時にやってくる。幼い時代に亡くなった父が思い浮かぶからだ。|チェ・ジンソク記者


「哀」
「嬉しい時に悲しさを感じます。亡き父が思い浮かぶんです。19歳のときに亡くなったんです。“万感交々至る”と言いますが、まさにそうです。一度も息子から親孝行をもらうことなく亡くなった父に常に申し訳ない気持ちです。ファンの方々に身に過ぎる愛を受けたり、関係者の方々に認められるとき、素敵な舞台に上がるときは涙がいきなりあふれるんです。信じられなく嬉しいけれど、それがたまらなく悲しいです」


チョンウの楽しみは、演技者として生きること。|チェ・ジンソク記者


「楽」
「俳優という職業に満足していること自体が楽しみです。それより楽しいことは、楽しく働いている僕を見て幸せを感じる家族と愛する人々を眺めることです。年をとると心配と悩みが段々大きくなるけれども、それは全部愛する人々と関連しています。彼らの健康と幸福が唯一の課題です。今この瞬間がとても楽しいです。俳優という職業を諦めなかったにも関わらず、すべてのことが上手くいって、幸せになりますからね」


THE FACT|ソン・ジヨン記者

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