人気グループJYJのジュンスが詐欺の疑いで告訴された。


人気グループJYJのジュンスが詐欺の疑いで告訴された。ジュンスが投資した韓国済州島のホテルを建てる過程で建設会社から借りた資金を返さなかった、というのが告訴した側を立場。しかし、ジュンス側は「問題になった借用証は、便宜のために書いたものであり、実際の返済義務はない」として強く反発し、強硬な対応をとる方針だ。


ホテル・トスカーナは、ジュンスが約28億円を投資して済州島に昨年9月オープンさせた超高級ホテル。敷地面積2万1026㎡に地下1階、地上4階の規模で、61室(本館)とプールヴィラ4棟で構成されている。ジュンスのアジア全域での知名度もあり、オープンと同時にホットスポットとして人気が急騰した。


事業家としても成功を収めるように見えたジュンスだが、同ホテルの建設に参加した建設会社2社が昨年11月にジュンスを相手に貸与金支払い命令を裁判所に申請したのだ。
建設会社側は、ジュンスが施設運営資金として借用証まで書いて借りた49億ウォン(約4.8億円)を返済しなかったと主張している。裁判所もこの借用証の存在に注目し、ジュンス側に49億ウォンの返済を命じた。さらにジュンス所有のホテルなどの不動産は仮差押さえされた。


ジュンス側は建設会社の主張がとんでもないという立場で、「建設会社が主張する借用証は、“会計処理の際、便宜のために必要だ”という建設会社の要請によって書いたもので、実際の返済義務は全くない」と強く反発し、直ちに異議申立書を提出した。しかし、8日、建設会社側がジュンスを詐欺の疑いでまたも告発したことが分かった。


これを受けてトスカーナ側は同日午後、報道資料を通じて「事実無根で不純な意図がある」と反論。スカーナホテル側は「支払い命令の申請の際と全く同じ内容で詐欺の告訴をした」とし、「既に借用証が無効であることが明らかになった状況で、反論する価値もないことだ」と指摘する。


また、「借用した事実がないのに返済しなかったという建設会社の主張は何らの根拠もないでたらめだ」とし「詐欺は誰かを騙して金銭を詐取する時に成立する。JYJのキム・ジュンスは借用証を書いたこともなく、彼らと会って話したこともない。法律的に詐欺罪の主体さえならない」と述べた。


トスカーナ側は現在、建設会社側を名誉毀損などで告訴する方針。ジュンスが韓流スターであることを利用して、不純な意図で虚偽の事実を告知しているのが告訴する理由だ。トスカーナ側は「心から事実を明らかにしたいとしたら、ジュンスではなく、建設会社と直接仕事を進めたジュンスの父親を訴えるのが常識」とし「イメージが資産であるジュンスの名誉を虚偽の事実で大きく失墜させ、名誉毀損罪が成立する。存在もしない貸出金を主張して財産上の利益を得ようとしたもので、訴訟詐欺罪の未遂に該当する。今回の詐欺罪告訴も詐欺どころか借入た事実もなく、建設会社の代表者もこの事実を知っていながら、罪のない彼を告訴したため、誣告罪(虚偽告訴罪)が成立する。このすべての罪について告訴状を提出する予定」と法的対応を予告した。


真実はまだ明らかになっていない。5億円は結構高い金額だが、アジア全域で高い人気を博しているJYJの活躍を考えると、そんなに厳しい規模でもないように見える。しかし、問題は借用証の存在。両側とも借用証があったことは認めているため、借用証を書くまでの経緯とジュンス本人が直接作成したのかが裁判結果を左右するとみられる。また、実際に借用証がジュンス側の主張のとおり、返済義務のないものであるとしても、「会計処理の際に便宜のために書いたもの」と明らかにしたため、税法と関連してまた問題になる可能性もある。ジュンスをめぐる裁判沙汰がさらに複雑になる見込みだ。


スポーツソウルジャパン|編集局


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