ヒョンビン&ハン・ジミン主演ドラマ「ハイド・ジキル、私」、チソン&ファン・ジョンウムの「キルミーヒールミー」、チャ・スンウォン&イ・ヨニの「華政」、チャン・ヒョク&オ・ヨンソの「輝いたり、狂ったり」が、2015年上半期の期待作として挙げられている。|© THE FACTチョン・ヨンブ記者

 

新年を迎え、上半期のお茶の間を盛り上げる新ドラマがやってくる。
そうそうたる俳優たちと制作者たちがタッグを組んだだけに、視聴者たちはどの作品にフォーカスを合わすべきか悩んでいるはず。そんな視聴者のために<THE FACT>が期待作をまとめてみた。

 

ヒョンビン&ハン・ジミンの「ハイド・ジキル、私」(左)と、チャン・ヒョク&オ・ヨンソ主演の「輝いたり、狂ったり」|© SBS / © MBC

 

◆ヒョンビンを筆頭にチソン、チャン・ヒョク、チャ・スンウォンまで~トップ俳優たちの華麗な復帰!

 

 

 

今年の上半期ドラマには、特にトップ俳優たちのお茶の間復帰が目立つ。まずヒョンビンは、SBS新水木ドラマ「ハイド・ジキル、私」を、除隊後の初ドラマとして選択した。彼は今作で、世の中でもっとも悪い男ともっとも優しい男という二つの人格を持つク・ソジン役を演じる。
相手役には映画「王の涙 -イ・サンの決断-(原題:逆鱗)」で共演した女優ハン・ジミンが出演を決定した。劇中チャン・ハナ役を演じるハン・ジミンは、二つの人格者であるソジンと奇妙な三角関係を繰り広げる。ドラマは「ピノキオ」の後番組として1月21日に初放送される予定だ。

 

 

 

MBC新水木ドラマ「キルミーヒールミー」は、2013年高い人気を集めたKBS2TVドラマ「秘密」のコンビ、チソンとファン・ジョンウムが再びタッグを組み、「ハイド・ジキル、私」と競争する。おもしろいのは、劇中チソンが演じる財閥3世のチャ・ドヒョン役。ヒョンビンのク・ソンジンより多い7つの人格持つキャラクターとなっている。ファン・ジョンウムはそんな彼の主治医となったレジデント1年目のオ・リジン役を演じる。
「秘密」に続くチョソンとファン・ジョンウムの息ピッタリな呼吸が、今作でも再現されるか。また、ヒョンビンと競争する多重人格者の演技が視聴者たちの好奇心を刺激するところだ。

 

チャ・スンウォンとイ・ヨニが初めて共演することになった「華政」も月火ドラマの期待作となっている。|THE FACT DB

 

MBC月火ドラマは、「傲慢と偏見」の後番組として再び豪華キャストを揃えた時代劇「輝いたり、狂ったり」も視聴者の期待を寄せている。昨年「運命のように君を愛している」で熱演したチャン・ヒョクと、大ヒットドラマ「私はチャン・ボリ!」の主人公を演じたオ・ヨンソが息を合わせる。
ドラマは、高麗時代を舞台に、呪われた王子と捨てられた姫が宮殿の中で繰り広げるロマンスを描く作品。同名のベストセラー小説を原作にした。
今作でチャン・ヒョクは、高麗を血の海にすると予言された太祖王建の四男ワンソ役を、オ・ヨンソは渤海の最後の姫であるシンユルを演じる。業界では「太陽を抱く月」に続く時代劇になると期待する声も。


「輝いたり、狂ったり」の後番組として編成される全50話作のMBC大河ドラマ「華政」は、実力派俳優チャ・スンウォンの復帰作であり、昨年の大ヒットtvNドラマ「未生」で見事な演技をみせてくれたイ・ソンミンの出演で、キャスティング段階から話題を集めた。ヒロインの貞明公主役には女優イ・ヨニが演じる予定。
この作品が注目されるもう一つの理由は、「イ・サン」「トンイ」「馬医」などの大ヒットドラマを手がけたキム・イヨン作家が脚本を務めること。「華政」は、権力闘争の中で姫として生まれ、平凡な身分で生きようとする貞明公主と、光海君(朝鮮第15代王)の対立を描く作品で、チャ・スンウォンとイ・ヨニの演技変身が期待を集めている。

 

ドラマ「グッド・ドクター」(上)のキ・ミンス監督とパク・ジェボム脚本家が再びタッグを組んだKBS2TV新ドラマ「ブラッド」。
「密会」(下)のアン・パンソク監督とチョン・ソンジュ脚本家コンビによるJTBC新ドラマ「風聞で聞きました」は、2月の期待ドラマとなっている。|© KBS / © JTBC

 

◆高い完成度を保証する製作陣が勢ぞろい!
最近のドラマは、俳優以上に脚本家と監督の名前が重要に作用している。「君の声が聞こえる」以来、パク・ヘリョン脚本家とチョ・スウォン監督が再びタッグを組んだSBS水木ドラマ「ピノキオ」は、その代表的な事例。


2015年復帰を予告したスター脚本家と監督には「グッド・ドクター」のキ・ミンス監督とパク・ジェボム脚本家がいる。二人はバンパイアドクターの物語を描くファンタジー・メディカルドラマ「ブラッド」で2月放送を予定している。「グッド・ドクター」で大ヒットを記録しただけに、二人の新作にマニアたちは早くも期待の声を上げている。
主役には、昨年韓国や中国で社会現象を巻き起こした「星から来たあなた」と、「君たちは包囲された」で一躍注目を集めた新鋭、アン・ジェヒョンが主人公役を務めることになり、女優のク・ヘソン、実力派俳優のチ・ジニが共演する。ドラマは「ヒーラー」の後続で2月中に放送する予定だ。


女師匠と男弟子の危険な恋を描いた「密会」で社会的なシンドロームを巻き起こしたチョン・ソンジュ脚本家とアン・パンソク監督による次期作「風聞で聞きました」は、権力と血統の世襲を夢見る上流社会の俗物意識を風刺したブラックコメディジャンルのドラマ。
ベテラン女優のユ・ホジョンを筆頭に、イジュン、コ・アソンが出演し、実力派俳優ユ・ジュンサンが出演を検討していることで、話題を呼んでいる。現在放送中の「パンチ」の後番組として2月中旬にベールを脱ぐ。

 

「コーヒープリンス1号店」のイ・ユンジョン監督はtvN新金土ドラマ「Heart to Heart」で。「朱蒙(チュモン)」のチョン・ヒョンス脚本家はKBS1TV新ドラマ「懲毖録」で復帰する。|© MBC

 

久々に帰ってくるスター監督&脚本家も目立っている。「コーヒープリンス1号店」を大ヒットさせ、tvN新金土ドラマ「Heart to Heart」で復帰したイ・ユンジョン監督は、目立ちたがり屋の強迫性障害を持つ精神科医と、対人忌避性による顔面紅潮症を持つ患者のラブストーリーで、栄光の再現に挑む。男女主役には、チョン・ジョンミョンとチェ・ガンヒが演じることになり、1月9日に初放送を予定している。


「チェオクの剣」「朱蒙(チュモン)」など正統時代劇で高く評価されるチョン・ヒョンス脚本家も、11年ドラマ「階伯(ケベク)」以来、KBS1TV新ドラマ「懲毖録」で復帰する。「懲毖録」は、宰相柳成龍が17世紀前後を執筆した朝鮮の史書で、文禄・慶長の役を記録したもの。朝鮮の将軍である李舜臣が戦死した露梁海戦を背景に当時朝廷で起きた物語を描いていく。
実力派俳優のキム・サンジュン、キム・テウが主役を務める上に、チョン・ヒョンス脚本家と意気投合することで、時代劇ファンの期待が集まっている。ドラマは2月14日に初放送する予定だ。


THE FACT|イ・ゴンヒ記者
 

 

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