SE7ENが28日午前、除隊した。|写真:チェ・ジンソク記者

 

「ずっと待っていました。お疲れさま!」
21ヶ月間の軍生活を終えた歌手のSE7EN(30・本名:チェ・ドンウク)が28日、除隊した。昨年あった芸能兵士議論より10日間の営倉処分を受けたため、本来の除隊日より10日遅れて除隊したSE7ENは、静かに除隊するという予想とは違って、ファンと報道陣の前に立つことにした。ソウル市の中心街から車で約3時間ほど離れている部隊前には、早朝からおよそ200人のファンらが待っていた。


日本のファンがもっとも多かった。学生から50代の女性まで、SE7ENを出迎えるために玄界灘を渡ってくれたファンにとって、彼は変わらぬヒーロー、スターだった。
「これからまた始めよう」「かしゅSE7ENおかえり~~~!!!」「永遠に応援します」
と書いたプラカードを用意し除隊を祝ってあげた。

 

SE7ENの除隊を祝うためにファンが用意した花束とオーダーメイドのケーキ。|チェ・ジンソク記者

 

涙をこぼすファンらもいた。SE7ENがみんなに祝ってもらいながら堂々と除隊するのではないことに心を苦しんでいた。
用意したプレゼントは出せなかった。現場でファンを率いていたA氏は「これは閉まってきましょう」と花束とケーキを車の中においた。こういう雰囲気が続くと、ファンらはただSE7ENの写真を撫でさすりながら彼が出てくるのを待ち続けた。

 

ファンと報道陣の前に立ったSE7ENは「失望させてしまい、申し訳ありません」と謝罪した。|チェ・ジンソク記者

 

午前9時30分頃、SE7ENが登場した。ファンと報道陣の前に立った彼は「こんにちは、兵長チェ・ドンウクです」と敬礼した。続いて「みなさんを失望させてしまったこと、心からお詫び申し上げます。事件の当時は部隊内にいたので、何も申し上げることができませんでした。自分の過ちに深く反省しています」と語りつつ「辛かったときもありましたが、それは自分の過ちからはじまったことです。すべては僕自身が背負っていくことだと思います」と頭を下げた。

 

日本から来てくれたファンがSE7ENのために用意した横断幕。「永遠に応援します」とハングルで書かれている。|チェ・ジンソク記者

 

彼は「ここで1年半年間いました。大変なことを経験してからだったので、厳しい時間ではありましたが、最後まで僕のことを信じてくださった幹部の方々がいらっしゃったから、健康に除隊することができました。この場を借りてもう一度感謝します」と仲間たちに気持ちを伝えた。


そしてファンには「苦しい状況の中でも、最後まで僕を信じて応援してくださっているファンのみなさん、本当にありがとうございます。これから一日一日、一生懸命誠実にいきます」とあいさつし、ファンのところへ行って一人ずつ握手で答えた。

 

SE7ENの除隊式に集まってくれた日本ファン。|チェ・ジンソク記者

 

元彼女のパク・ハンビョル(女優)については言及しなかった。二人は高校時代である2002年から交際をはじめたカップルだったが、軍隊という壁は高かった。SE7ENが入隊してから起きた芸能兵士議論で二人は離れることになり、今年の頭頃、互いはお別れを選択した。

 

だがSE7ENのそばには、変わらないファンが存在している。除隊所感を伝えたあとSE7ENが近くに来ると、ファンらは一斉に歓呼しながら彼を笑顔で迎えた。ファンとあいさつを交わしながらSE7ENはようやく微笑みをみせた。ファンは「お疲れさま」「除隊おめでとう」と激励し、これからもずっと応援していくことを約束した。

 

握手を交わしているSE7ENとファン。|チェ・ジンソク記者

 

芸能兵士時代のことはSE7ENにとってあってはいけなかったことだったが、彼には変わらない気持ちで支えてくれるファンがいる。そんなファンに会って心の安らぎを感じるSE7EN。その絆はすばらしいものだった。


THE FACT|パク・ソヨン記者
 

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