恋愛中に彼氏が入隊した女スター。ソヨン、ファン・ジョンウム、パク・ハンビョル、ユ・インナ(左上から時計回りに)|ペ・ジョンハン、キム・スルギ記者


韓国には「ゴム靴をさかさまに履く」という表現がある。交際している彼女が心変わりをすることを指す言葉で、昔からよく使われる慣用句だ。なぜゴム靴をさかさまに履くことが女の変心を意味するのかはよく知られていないだが、浮気する現場を彼氏に発覚され、ゴム靴がさかさまになったことも気付かず慌てて逃げようとしているざまがそのまま慣用句になったという説がある。ちなみにゴム靴は、昔の女性たちがオシャレをするときによく使った、ハイヒールみたいなもの。それが現代に入って、入隊した韓国男性を中心によく使われる言葉になる。


その意味が転じて、彼氏が入隊した女性を“ゴム靴”とも呼ぶのだが、韓国の芸能界でもたくさんの“ゴム靴”がいた。恋人が国防の義務を果たす間に恋心を抱いてそばを守る女がいれば、仕方なく離別を告げて新しい恋を始める人もいる。24日、女優パク・ハンビョル(30)が、軍隊にいる同い年の恋人SE7EN(30)と決別し、新しい恋を選択したというニュースが伝えられた。彼女は彼女なりの事情があったが、他の女性スターたちは「彼氏」が軍隊にいる間、一体どんな選択をしたのだろうか。韓国芸能界の「ゴム靴の系譜」を調べてみた。

 

ファン・ジョンウム(上左)は、キム・ヨンジュンの除隊を最後まで待ち、9年間の交際を続けている。|ナム・ユンホ記者、THE FACT DB


代表的な芸能界“純愛”は、女優ファン・ジョンウム(29)である。彼女のボーイフレンドは、sg WANNA BEのリーダー・ヨンジュン(30)。二人は一緒にMBC「私たち結婚しました」に出演するほど、韓国芸能界の代表的な公式カップルだ。二人にも2012年に「入隊」という壁が生じたが、恋の戦線に大きな問題はなかった。


去る2月14日、バレンタインデーに召集解除されたヨンジュンは、服務地であるソウル高等法院で<THE FACT>の取材陣に「彼女は、いつも私を応援してくれるし、勇気づけてくれる。彼女にはいつも感謝している」とファン・ジョンウムに対する愛情を表わした。
また、彼は「今日はバレンタインデーだが、チョコレートを受けると思いますか」という質問に「チョコレートを買ってあげると言われたので、期待しています」と笑った。二人は2007年に熱愛を認めた後、7年間交際を続けている。

 

T-ARAのソヨン(上左)は、オ・ジョンヒョクの除隊まで待ってくれた。|イ・せロム、ペ・ジョンハン、ムン・ビョンヒ記者


“メンバー苛め事件”で世間を騒がしたT-ARAのソヨン(27、本名:パク・ソヨン)は、歌手兼俳優のオ・ジョンヒョク(31)との交際でイメージ打撃からある程度回復した。ソヨンがオ・ジョンヒョクの軍除隊を最後まで待ち、純愛の姿を見せたからだ。


昨年10月、<THE FACT>の独占報道でソヨンとオ・ジョンヒョクの熱愛事実が水面上に浮上した。特にソヨンは2年間のオ・ジョンヒョクの軍服務を待ち、彼女の純愛が話題を集めた。オ・ジョンヒョクが付き合い始めたばかりの2011年4月に海兵隊に入隊したが、ソヨンは黙々とそばを守り、いつの間にか二人は4年目のカップルになっていた。

 

チ・ヒョヌ(左)は入隊前、女優ユ・インナと交際を始めたが、軍服務中に別れた。|ムン・ビョンヒ記者


現実的な問題で心変わりした女優もいる。俳優チ・ヒョヌ(30)は、2012年入隊直前に女優ユ・インナにプロポーズし、恋人関係に発展した。しかし、今年5月にチ・ヒョヌが除隊する当時、彼はユ・インナに関する質問に口を閉じた。その直後、二人の決別が報道された。

 

パク・ハンビョルが軍服務中SE7EN(左)と別れて、新しい恋人チョン・ウヌ(右)と交際していることが分かった。|ナム・ユンホ、キム・スルギ記者


女優パク・ハンビョルも似たような状況だ。昨年3月に入隊したSE7ENと長い間恋人関係を維持してきた彼女は、同年6月に衝撃な事件に巻き込まれた。彼氏であるSE7ENが服務規定を違反し、風俗店であるマッサージ店に入る姿が地上波ニュースのカメラに捉えたのだ。


当時、何度も二人の決別説が提起されたが、パク・ハンビョルはこれを否定しながらSE7ENを守った。しかし、すでに傷は大きくなり、パク・ハンビョルは、共演していた俳優チョン・ウヌ(28)に心を開いた。結局二人は恋人関係に発展。SE7ENは、イメージ失墜とともに愛していた恋人さえ失うことになった。

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