映画「今日の恋愛」の制作報告会が16日午前、ソウル・新沙洞(シンサドン)にあるCGV狎鴎亭(アップグジョン)店で開かれた。写真は映画のヒロインを務めるムン・チェウォン。|チェ・ジンソク記者

 

「あたしとスンギさんは、*睾…丸友だちなんですけど」
(*韓国では幼なじみを睾丸友だちとも言う。男同士でよく使う)


女優ムン・チェウォン(28)の果敢なコメントに‘まじめな’イ・スンギ(27)が固まってしまった。まるで人形のようなルックス、優しい声から漂うかわいらしいイメージと相反して、あまりにも気さくな彼女の姿に場内は笑いの渦になった。


16日午前、ソウル・新沙洞にあるCGV狎鴎亭で、映画「今日の恋愛」(パク・ジンピョ監督、ポップコーンフィルム製作、CJエンターテイメント配給)の制作報告会が開かれた。
会見には、パク・ジンピョ監督と男女主演のイ・スンギ、ムン・チェウォンが出席した。

 

映画「今日の恋愛」の男女主演イ・スンギとムン・チェウォン。|チェ・ジンソク記者

 

11年映画「神弓-KAMIYUMI-」以来、3年ぶりにスクリーン復帰したムン・チェウォンと、スクリーンに初挑戦したイ・スンギ。二人の主役は緊張とときめく表情を隠せず登壇した。
しかし緊張感はあっという間に変わった。二人は映画のテーマである恋愛について語りつつ、特に場内の雰囲気をリードしたのは‘紅一点’のムン・チェウォンだ。


「今日の恋愛」は、人気女性気象キャスターであるヒョヌと3人の男が繰り広げるラブストーリー。イ・スンギはチェウォンの相手役であり、18年間の幼なじみジュンス役を務める。


チェウォンは「恋愛を定義してほしい」という質問に「男女が恋人と言えるのは“付き合おう”とお互いが言う時だと思います。その時点から付き合って1日目になるわけです。だけど相手が同義してないのに関係を続くのはいけないことだと思います」と答えた。


劇中スキンシップの水位を聞く質問には「私は*Someに乗っている時もキスまでは可能だと思います」と答えてスンギを当惑させた。しかし「キスより、手をつなぐスキンシップに緊張しますね」というスンギのコメントに、チェウォンは「とてもまじめな答えですね。どうしてそれができます?車の中じゃいつも手だけ握ってるとか?」と問い返して笑いを誘った。
(*Someとは今韓国若者たちの間で流行っている新造語で、異性の友人同士が恋人関係まではまだ発展しないで、お互いが微妙な好感を示しながら恋の始まりを予告する段階。もしくは恋が始まると期待したものの、途中で関係が終わってしまうこともSomeという)


彼女の果敢なコメントは会見の終盤まで続いた。劇中イ・スンギとの人物関係を説明すると「私とスンギさんは、睾…..丸友だちです」としながら照れ笑いをみせたのだ。かわいいけど女優として多少過激なコメントを言うチェウォンの姿に、スンギは固まった表情を浮かべた。司会者が「それは竹馬の友と言っておきましょう」というと、チェウォンは「そう言っちゃダメなんですか?」と目を丸くしながら天津浪漫な顔をみせた。


映画で18年間友だちとして過ごしてきた二人だが、「実際なら、スンギさんのことをどう思われますか?」という質問に「18年もSomeに乗る理由がないと思います」とクールに答えたチェウォンは、続いて「じゃ、スンギさんがもしプロポーズしたら、どれくらいでお返事しますか?」という質問に「18時間?」と明るく笑ってくれた。

 

映画「今日の恋愛」は2015年1月15日に公開される。

 

映画「今日の恋愛」は、18年の間を友人のままで続けてきたジュンス(イ・スンギ)とヒョヌ(ムン・チェウォン)が恋人関係に発展しく姿を描く本格ラブストーリー。いつも女子に振られる小学校先生のジュンスと、多くの男性ファンを持つお天気姉さんヒョヌの微妙な関係を通じて、恋を始めることが厳しくなってきた現代男女の恋愛をリアルに盛り込んでいる作品だ。


「私の愛、私の傍に」「君は僕の運命」「死んでもいい」などを演出した実力派パク・ジンピョ監督による6年ぶりの復帰作で公開前から話題を集めており、イ・スンギと女優のムン・チェウォンが息を合わせ、俳優イ・ソジン、歌手のチョン・ジュンヨンが助演を務めた。映画は来年1月15日に韓国で全国公開される。

 

 

THE FACT|ソン・ジヨン記者

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