GRAMのダヒとモデルのイ・ジヨンの脅迫容疑に関する第2次の公判に証人として出席したイ・ビョンホン。|イ・セロム記者


「誠実に答えた。結果を待っている。これ以上の裁判出席は難しいようだ」


脅迫事件の被害者の身分で証人席に上がった俳優イ・ビョンホン(44)の法廷出席。一度だけだったので、世論の関心はさらに集中した。裁判の時間も長くかかった。
過去24日午後1時35分ごろ、イ・ビョンホンがソウル中央地方裁判所に現れた。彼は同日の午後2時に開くガールズグループGRAMのメンバー・ダヒとモデルのイ・ジヨンの脅迫事件第2次公判で証言することが予定されていた。数多くの取材陣とイ・ビョンホンの顔を見ようとした市民が殺到し、裁判開始約1時間前から現場は非常に混雑していた。

 

イ・ビョンホンの証言は、ダヒとイ・ジヨンの犯行動機を判断するのに大きな影響を与えるため、今回の公判の焦点とされた。|イ・セロム記者


先月16日に開かれた第1次公判で被害者イ・ビョンホンの名前はしばしば言及された。ダヒとイ・ジヨンは、脅迫の事実は認めたが、検察の公訴事実に言及された犯行動機は否定した。検察が二人の計画犯罪と主張したのに対し、ダヒとイ・ジヨンは「イ・ビョンホンとイ・ジヨンが恋人関係だった。彼から決別を告げられた後、偶発的に犯す犯行だった」と反論した。


また、「イ・ビョンホンがイ・ジヨンに深いスキンシップを要求しながら物質的な支援を約束した。しかし、イ・ジヨンがスキンシップを拒否すると、決別を告げられ犯行を犯した」と主張した。当時公判に出席したイ・ビョンホン側の関係者は、「二人の一方的な主張であるだけで事実ではない」と反論した。しかし、公判が終わった後、被告人らの主張が多くの記事のヘッドラインを飾った。


検察と弁護団は、イ・ビョンホンの証人出席を要求し、裁判所がこれを受け入れた。しかし、イ・ビョンホンの出席は、予定されていた海外スケジュールのため、難しかった。裁判所は、公判を延期した。イ・ビョンホンの証言が重要であると判断したからだ。イ・ビョンホン側も出席することを決めた。


イ・ビョンホンとイ・ジヨンがどのような関係だったのかに関係なく、被告人が脅迫の事実を認めたため、有罪判決を受ける可能性が高い。しかし、イ・ビョンホンとイ・ジヨンが交際していたか否かは、被告人の刑量を決定するに重要な判断材料になる。計画犯罪か偶発的に犯した犯罪かによって、刑量が異なるからだ。


イ・ビョンホンのプライバシー保護のために非公開に進行された第2次公判では、一度のみの彼の証人出席であるため、思ったより長くなった。裁判開始3時間30分が過ぎた午後5時30分、彼が裁判所から出てきた。彼は「誠実に答えた。結果を待つだけだ」と話したが、その他の証言内容については口を閉じた。彼を待っていた取材陣にも何の特別なコメントを残さなかった。彼はすぐ車に乗って裁判所を抜け出した。
彼の証言内容の一部は、被告側の弁護人によって公開された。裁判が終わった後、イ・ジヨンの弁護人は、「誰が見ても二人が恋人関係だったという事実を証明する証拠を提出し、これに関連する攻防があった。イ・ビョンホンは、二人が交わしたメッセージなどについて冗談だったというふうに証言し、交際のことを否定した」と語った。

 

내용3時間30分間の証言を終えたイ・ビョンホン側は、これ以上の法廷出席はないだろうと話した。|イ・セロム記者


イ・ビョンホンに対する世論はだんだん悪くなった。被告側の主張であるだけだったが、あまりにも知られている内容がないため、事実のように受け入れられた。しかし、イ・ビョンホン側は2次公判の証言内容に対して何も言わなかった。


今回の事件は、最初からイ・ビョンホンに良くない方向で流れていった。イ・ビョンホンは脅迫事件の被害者であったが、彼は女優イ・ミンジョンの夫であるし、一緒にお酒を飲んだダヒとイ・ジヨンが彼より20歳以上年下である点などが問題だった。ネット上ではイ・ビョンホンの不適切な行動を批判する声が今も相次いでいる。イ・ビョンホンは、ホームページを通じて自分の行動について謝罪したが、歯止めが利かない状況だ。
そのため、多くの関係者はイ・ビョンホンが取材陣を避けて静かに法廷に入ると予想した。しかし、イ・ビョンホンの選択は、正面突破であった。ただ、質疑応答や他のコメントは一切なかった。

 

被害者の身分であるイ・ビョンホンが証人出席を拒まなかった。彼に自分の主張を立証できる何かがある可能性がある。|イ・セロム記者


所属事務所の関係者は当時、「法廷に出席することは今日だけ」と話した。彼の忙しいスケジュールも理由になるだろうが、世論の悪化がもっとも負担になったはずだ。世論の推移を見てみると、今回の事件は被害者のイ・ビョンホンがより大きな過ちを犯したように見える。


このような状況にもかかわらずイ・ビョンホンが今回の証人出席を敢行しのは、それなりの確信があったのではないかと推測される。イ・ビョンホンが証人出席で得る最高の結果は、イ・ジヨンと何の間でもなかったことを証明するものである。彼が取材陣を避けず、証言席に上がったのは、自分の主張を立証できる確実なカードがあった可能性が高い。


そのカードが何であるのかは明らかになっていない。今後公判が進むと、その実体が少しずつ公開されると予想される。次の裁判は来月16日に行われる。第3次公判では、イ・ビョンホンにイ・ジヨンを紹介したS氏が証人として出席する予定だ。


THE FACT|イ・ゴンヒ記者

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