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日本でも大ヒットした『私の頭の中の消しゴム』で世の女性を虜にした韓流スター、チョン・ウソンが、これまでのイメージを覆す、欲望に溺れる悪い男を演じて話題となった『マダムペンドク』が、邦題を『愛のタリオ』として、来年2月7日より、シネマート新宿、心斎橋ほかにて公開することが決定した。


猛烈なスピード感あるストーリー展開と、ドロドロとした他人の不幸を描きながらも「ありえない不幸」が後を引きずらない陰湿感が主婦からの絶大なる人気を博す東海テレビ制作の昼ドラマ。そんな昼ドラテイストを兼ね備え、よりエロティックにより残酷な愛憎を描いた『マダムペンドク』(原題)の邦題が『愛のタリオ』に決定。韓国ではあまりの過激な描写に19禁となり物議を醸し出した本作が、いよいよ2015年2月7日(土)よりシネマート新宿ほかで公開される。
(※タリオ talio「目に目を、歯には歯を」で知られる、被害者が受けた害を加害者に加える制裁のこと。同害復讐の法律。)


田舎町に突然現れた、都会的で洗礼された大学教授ハッキュと彼に憧れる純朴な少女ドク。処女を捧げた美しき純愛に裏切りが訪れたとき、少女は憎悪によって女へと羽化して行く-物語は、教師と生徒の禁断の愛に始まり、不倫、裏切り、欲望、嘘そして死が絡み合い、予想だにしない展開へと進んでいく。


日本で公開された韓国映画史上No.1の興行収入30億円以上の大ヒットとなった『私の頭の中の消しゴム』で日本中を涙で包んだチョン・ウソンが、自らの欲望のため破滅していくといった、今までにないキャラクターを演じている。純粋な少女から危険な女へと豹変するドク役に、モデル出身のイ・ソム。美しい裸体を顕に激しい濡れ場にも挑戦し、純粋な少女と復讐の鬼と化す悪女を見事に演じきった。

また、物語を更なる波乱に導くハッキュの娘チョンを『レッド・ファミリー』のパク・ソヨンが父親を憎しみながらも、ドクに嫉妬心を抱く少女と女の二面性を持った難しい役どころを演じている。監督は『南極日誌』『ヘンゼルとグレーテル』などで、常に人間の根底に潜む欲望を描き続けるイム・ピルソンが、男女の情愛を見事に描き出している。


Story
ソウルの大学で不祥事に巻き込まれ、片田舎の講師として赴任してきた教授ハッキュ(チョン・ウソン)は、退屈な毎日に懲り懲りしていた少女ドク(イ・ソム)と、激しい愛に溺れる。しかし、ハッキュは復職することになり、ドクに手切れ金を渡して別れよとする。時を同じくし、ハッキュのうつ病の妻は、娘の前で自殺してしまう―
8年後、ハッキュは作家として名声を浴び放蕩な日々を送っていたが、高校生になった娘のチョン(パク・ソヨン)は母親の自殺が父親のせいだと思い憎しみを抱いていた。ハッキュは病気で徐々に視力を失って行く。全てを失いかけたハッキュの前に現れた女セジョン。目がほとんど見えないハッキュはセジョンがドクだとは気づかず依存していく。ドクなしでは何もできなくなってしまったハッキュ、そして二人の関係に気づき嫉妬をするチョン。三人の危険な関係の中、ついに全てを手中に収めたドクは、ハッキュを破滅に導くが...


■監督:イム・ピルソン『南極日誌』『ヘンゼルとクレーテル』
■主演:チョン・ウソン『私の頭の中の消しゴム』『監視者たち』 イ・ソム『サイコメトリー』パク・ソヨン『レッド・ファミリー』
【2014年/韓国/112分/5.1chサラウンド/日本語字幕:朴澤蓉子/原題:마담 뺑덕】


★公式サイト: ainotalio.com (12月上旬オープン予定)

 

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