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9月27日(土)より絶賛公開中の映画『愛の棘』が今回、主演のチャン・ヒョクと『火山高』以来約 13 年ぶりにタッグを組んだキム・テギュン監督の《インタビュー》と《本作の撮影風景映像》を公開した。


●[キム・テギュン監督 コメント]
Q. 本作『愛の棘』の脚本を選んだ理由を教えてください。
この脚本と出会ったのは7年前のことだ。ジュンギ(チャン・ヒョク)、ヨンウン(チョ・ボア)、ソヨン(ソン・ウソン)という3人の主要な登場人物を通して、いわゆる“愛”や“欲望”を描けると思った。“愛”は胸をときめかせるものでありながらも、おぞましく恐ろしいものにもなり得るという考えに惹かれたんだ。


Q. ジュンギ役のチャン・ヒョクとは『火山高』以来、13 年ぶりにタッグを組むことになりましたね。
彼を今回の作品に起用した特別な理由はあるのでしょうか。また 13 年前と比べて、彼との仕事の進め方に変化はありましたか。(※訳注:『火山高』の本国公開は 2001 年。日本公開は、2012 年12 月)14 年前に『火山高』を撮影していた頃、チャン・ヒョクはまだとても若くてね。血気盛んな青年という感じだったのが、今やすっかり成熟した俳優になった。繊細な心の機微を表現しているその姿を、他の出演作で立て続けに目にしたよ。期待していた通り、彼の奥深くて感情を揺さぶるような演技は、今回の作品を成り立たせる上で非常に頼りになった。


Q. 本作を撮るにあたって、最も苦労したことは何ですか。
どれもたやすくはなかったけど、一番大変だったのはベッドシーンかな。20 年の監督人生の中で初めての経験だったから、すごく苦労したよ。


Q. 『愛の棘』を通して、観客に伝えたいこととは?
僕はこの作品を通して、“愛”にまつわる様々な疑問を投げかけたかった。愛は必ずしも完璧なものとは限らないし、人によって捉え方も異なる。それゆえ誰かを愛し、相手に依存していると感じたことがある人もいるはずだ。平凡な愛からたった一歩進んだだけで、依存という魔物に遭遇する。愛は尊く、何よりも優先してしまいがちだが、時としてそれは恐ろしい結末を招きかねない。愛とは何かについて、観客の皆さんとぜひ意見交換したいね。


●『愛の棘』監督とチャン・ヒョクの撮影現場公開!
映像:http://youtu.be/VhOpBQTqfDw

 

 


【ストーリー】 体育教師のジュンギ(チャン・ヒョク)は、親戚一同が集まると、うだつがあがらない者として扱われ、教師としてさほどやる気も出さず、平凡な日常を送っていた。しかし、ある日、女子高生のヨンウン(チョ・ボア)の恋心に気づく。ジュンギに、ヨンウンは、忘れていたときめきを抱かせてくれた。雨の降る日、傘もなく雨に濡れたヨンウンに、ジュンギは、自分の体育着を貸し、誰もいない教室で、迷いながらも彼女に触れてしまう。しかし、我に戻ったジュンギは、彼女を一人学校に残し逃げてしまう。ヨンウンと距離を置こうとするジュンギ。しかし、純粋で盲目的な彼女の恋は、次第に狂気に変わっていく。「キリキリ」と音をさせながら、カッターナイフの刃を出し、うつろな表情をみせるヨンウン。ジュンギの寝室に忍び込んだり、妊娠している妻のソヨン(ソン・ウソン)に接近したりと、彼を追い詰める行動を繰り返す。ついに、ジュンギに近づく他の生徒が何者かに襲われる殺傷事件が起こり... 


●監督:キム・テギュン 『彼岸島』(10)、『クロッシング』(08)、『百万長者の初恋』(06)、『オオカミの誘惑』(05)、『火山高』 (01)
●CAST: チャン・ヒョク 『依頼人』(12)、『僕の彼女を紹介します』(04)、『火山高』 (01) チョ・ボア「馬医」、ソン・ウソン『チョン・ウチ 時空道士』(11)
●2014/韓国/カラー/韓国語/118 分 原題:가시 英題:Innocent Thing 配給:ファインフィルムズ
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