MBC月火ドラマ「トライアングル」で熱演を繰り広げたJYJのジェジュンが、劇中キャラクターのヨンダルに対する格別な愛情を表した。|© C-JeS Entertainment

 

「チンピラ演技ですか?周りからは僕にぴったりと言われましたよ。ハハハ!」


大きな瞳に力が入ったままだ。初の主演作を終えた晴れ晴れしい気持ちと、疲れている顔が心配だけど、口元の笑みは消えない。
グループJYJのジェジュン(28)の顔は、ドラマ「トライアングル」の主演としてこの3ヶ月間を走ってきた充実感で満ちていた。


7月30日の午前、ソウル市内新沙洞カロスキルのあるカフェで行われた<THE FACT>とのインタビューで、ジェジュンは前日終演された「トライアングル」でのエピソードや、自分の演技について真率に打ち明けてくれた。“俳優”としてもう一歩勧められたという気持ちがさまざまなところで感じられた。

 

ジェジュンはMBC月火ドラマ「トライアングル」で、これまでのイケメンイメージを脱ぎ捨てて、タフなキャラクターに挑戦した。|© MBC

 

―「初主演、網パンティでも履く覚悟でした」
「まさかの網パンティ…?本当ですか?」と聞くと、首を強くうなずく。冗談を語るようなまなざしをしたが、それではないようだ。
「ドラマの序盤には、トランクス一枚だけ着て街を走るシーンがありました。だからそれだって大したことはないと思いましたね。脱げって言われたら脱ぎますし、泣けって言われたら泣こうという気持ちだけでした。だからか、自分が持っていた偏見も破られた経験だったと思います。“こういうものってなかなかできない”と思いましたね」


ほぼ生放送と同様とも言えるスケジュールで行われた撮影だったが、緊張を緩めたら、すべてがめちゃくちゃになりそうで、躍起になって堪えたと苦衷を打ち明ける。実際、最終回の放送直前、アフレコを終えて自宅に帰った時は、疲れきって気絶までしたそうだ。

 

時間との戦いでまともな睡眠もなかったというジェジュン。だが、そのまなざしからは、作品に対する愛着心が伝わってきた。|© C-JeS Entertainment

 

「最終回は必ず観ようと、アイスまで食べながら気を失わないようにしました。ところがその後の記憶がないです。マネージャーが僕を起こしに来てくれたんですが、床にアイスが溶けていて、僕は気絶して眠っていたと言っていました。本当久々に11時間くらいは眠られたようです」


酷い時は4泊5日間1時間も寝ないで撮影を続けたそうだ。体力的に限界がきたにも関わらず、劇中のキャラクター、史北面(サブクミョン:江原道春川市所在)チンピラ“ホ・ヨンダル”は、まるで自分にぴったりな服のように似合っていたと、周りからもよく言われたと語った。

 

ジェジュンは、自然なチンピラ演技のノウハウを公開しながら「お芝居じゃなくて、実際の君みたいだ」とよく言われたと打ち明けた。|© C-JeS Entertainment

 

「『トライアングル』を観てくれたメンバーや周りの友だちが“君にぴったり!あれは芝居じゃないみたい”と言っていました。実際チンピラだったんではないですが…(笑)。一緒に共演したスンファンさんがいろいろと助けてくれました。特にリハーサルの時は、お互い悪口や俗語を使いながら練習したんですね。もちろん本番ではできないですけど、表情とか口の動きがもっと生かせたようです。だから自然にみえたんでしょうね(笑)」


自分の演技に点数をつけたら?と聞くと、照れ笑いしながら焦らす。
「自分に点数をつけることは難しいです。惜しかった部分もたくさんありましたし。ない時間を割って撮影しなければならなかったので、深く研究できず演技する時もありました。もっといい場面を作りたかったのですが…だから現場では元気で活気にあふれてよく耐えたところで、“ジェジュン、お疲れ!”と言ってあげたいですね」と、自分の肩をなでる姿に周りから笑いの声が聞こえてくる。

 

ジェジュンは、共演者のシワン(左下)とペク・ジニに対して、格別な思いを伝えた。|© C-JeS Entertainment、THE FACT DB

 

―「“僕の弟”シワン、“僕のダーリン”ジニ」
「トライアングル」で得たのは人だった。その中でシワン(ZE:A)とペク・ジニは、ジェジュンにとって大切な“僕の人”となっているという。
「シワンくんは人見知りですけど、今作で本当に心を開いてくれました。僕の家と近くに住んでいて、時々“兄さん!一杯飲みましょう”と先に電話をくれたりする“実の弟”のような子です」


劇中一番ぶつかった二人。そういう面でプライベートでの親交は演技にも役立ったのでは?
「そうなんです!呼吸も本当によく合っていました。シワンは台本を完ぺきに覚えてから満足するタイプで、僕は現場感を何より重要にするからお互いよく通じ合っていました。シワンが用意してくれたものに僕がリアクションしてあげる。というやり方でした」

 

ジェジュンは相手役のペク・ジニのことを「チャギ(ダーリン)」と呼んでいると、カップル演技のコツも言ってくれた。|© C-JeS Entertainment

 

二人の間で三角関係となったペク・ジニに対する愛情も格別だった。兄弟愛を中心に描いた男のドラマだけに、メローシーンがなかなかなかったのが多少残念だったが、実際の恋人のように見せるため、自分ならではのコツを活用したという。
「普段お互いに“*チャギ”と呼んであげるようにしました。リハーサルや待機する時だけでなく、携帯のメールでも“チャギ”と書きました。実際のカップルが演技するとしたら、それがよりリアルに見えるから呼称でもそうしてメローの雰囲気を作ってみようって。ところが、途中僕が他の方と熱愛説が出てきたので、“うわあ、やばい”と、ジニが落ち込んだらどうしようって、あえて意地悪なことも言ったりしました(笑)」(*자기:ダーリン、ハニーに近い意味。恋人同士でよく使う呼称)


コメントの一つ一つに弟と妹を思う気持ちがたっぷりと伝わってくる。「大切な人ができた」ということだけで、満腹の表情を浮かべる。「もし得られたもの以外、失ったものはないですか?」と聞くと、答えが傑作だ。
「寿命です。2年くらいは縮まったようですね。ハハハ、冗談ですよ!体力的に大変だったこと以外はすごくよかったです。得られたものがもっと多かった作品ですから」

 

★ジェジュンのインタビュー第2弾は、下記の見出しをタッチ

[INTERVIEW後] ジェジュン、「チェ・ミンシクは演技の師匠」そして「東方神起 ユンホへ伝えるメッセージ」


THE FACT|イ・ダウォン記者

 

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