ガールズグループf(x)のソルリが25日、急に芸能活動をしばらく中断して休憩すると発表した。|キム・スルギ記者


「これまでの悪質な書き込みで心身が疲れ、しばらく芸能活動を休ませていただきます」


ガールズグループf(x)のソルリ(21、実名:チェ・ジンリ)が結局、“王冠の重さ”に耐えられず、城の中に身を隠した。所属事務所SMエンターテイメントは25日、ソルリの放送活動中断を発表しながら、その理由として嘘の噂や悪意のある書き込みなどをあげた。所属事務所の発表が出ると、多数の媒体はソルリに対する卑劣な人身攻撃を続いたネットユーザーを強く非難し、傷付けられた“姫さま”を温かく抱いた。


合理的な理由もないのに悪質な意図で芸能人を攻撃するネットユーザーの「テロ」は、決して座視してはいけない。しかし、彼女はデビュー6年目の歌手だ。自らの判断で選んだ芸能界の道であるだけに、若い年齢を理由に自分が負わなければならない責任を他の人に押し付けることも正しいやり方ではないだろう。

 

昨年からDynamic DuoのCHOIZA(左)との熱愛説が提起されているソルリ。|チェ・ジンソク、 キム・スルギ記者


ソルリは昨年からDynamic DuoのCHOIZA(33、実名:チェ・ジェホ)と熱愛説に包まれた。ソルリとCHOIZAが居酒屋でビールを楽しむ写真がネット上で急速に広がったのが、熱愛説の出発点になった。以来、あるメディアが、二人が手をつないで歩いている写真などを次々と公開した。双方の所属事務所は「二人は親しい先輩・後輩の間柄で、恋人関係ではない」と熱愛説を強く否定したが、誰が見ても恋人の雰囲気を醸し出す二人の写真だった。所属事務所の否定に大衆が冷淡な反応を見せたのもその理由からだ。


その後、ソルリの一挙手一投足は話題になり、彼女の言動が拡大再生産されることも多かった。端的な例として、今年3月、ソルリがストレス性腹痛で緊急治療室に入院した際には、“妊娠説”、“妊娠中絶”などの悪質な噂がネット上に広がった。所属事務所は、デマ流布者と関係者をサイバー上の名誉毀損などの疑いで警察に告訴し、強硬な態度を見せたりした。


しかし、事態は下火になるどころか、さらに大きくなった。先月、熱愛説の相手CHOIZAは自分の財布をなくしてしまった。その失われた財布の内にはソルリと親しいポーズで撮ったプリクラが入っていた。財布を拾ったネットユーザーは、CHOIZAの財布を撮影して、ネットコミュニティに公開した。私生活が込められたものをそのまま露出した最初の流布者に彼は激怒し、法的な対応を取ることを示唆した。だが、これとは別に、もう一度浮上したソルリとの熱愛説は、手に負えなくなるほど大きく膨らんだ。


問題はここからだ。ソルリが所属するグループf(x)は正規3集「Red Light」を発表し、1年ぶりにカムバックした。活発な放送活動を進めながら、これまで見せてきたイメージと異なる、実験的でユニークなアップグレードされたf(x)を示すため、メンバーたちは過酷なダイエットはもちろん、完全なパフォーマンスのために血のにじむような練習を重ねた。


しかし、ソルリの放送活動中断に、チームも急いで国内活動を中断した。メンバーたちの個別活動とSMタウン、ソウルコンサート、国外のプロモーションなどを中心にスケジュールを修正したのだ。

 

CHOIZAの財布にはソルリと親しいポーズで撮ったプリクラが入っていた。 

 

今回の事案は、20代前半の青春が耐えるには重すぎる面がある。しかし、ソルリは6年間、“f(x)”、“芸能人”として生きてきたし、同年代の若者には絶対できない巨大な収入や大衆からの人気なども得た。それは一般人のチェ・ジンリ(実名)ではなく、芸能人のソルリに生きたので可能なことだ。


ソルリと同年代のスターの中には、彼女と同様に悪質な書き込みや過酷な大衆の評価などで頭を抱える人が多い。得るものがあれば失うものもある。まさにその言葉通りだ。“王冠”のために人格的な虐待は我慢しろという意味ではない。しかし、少なくとも権利を主張する人の口からは、責任と義務という言葉も一緒に出なければならないと思う。


THE FACT|ソン・ジヨン記者

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